産科医療の将来

[ 2013年11月8日(金) ]

昨夜の「備北圏域と庄原市の産科医療を考える集い」に参加して感じたことを少し書かせてもらいます。基調講演をして下さった広島大学病院産婦人科診療科長の工藤美樹先生のお話は一種、壮大な実験というか、これからの産科医療の向かうところかなと感じました。

どういう事かというと、ただ単に庄原赤十字病院での分娩再開のみが先行しているけど、出産に伴うリスク回避が完全に行なわれないと難しいということだったと思います。広島県は所謂、周産期における医療トラブルが非常に少なく、妊婦の死亡や新生児の死亡も全国で一番低いのです。広島県の資料を貼り付けますので、ご覧ください。

東京都や神奈川県の例をお話されましたが、沢山の産婦人科医がいる大都市ですが、困難性を伴った妊婦さんを受け入れてもらえず、結局、長野県の病院まで搬送したという事例にはいささか驚きました。そんな中、広島県はトップをキープしているのだそうです。ですから、庄原赤十字病院は医療スタッフの充実・病院施設整備に力を入れている訳です。

工藤先生はかつて、イギリスのある(名称を忘れた)分娩に特化した病院で働いておられたのだそうです。そこには、県内各地から妊婦が集まってくるのだそうですが、10数名の産婦人科医が交代で勤務しており、高度な産科医療を提供されていたそうです。これは私の思いですが、県北の病院にに赤ちゃんを産みに県内外から妊婦がやってくることも現実の話となるかも知れません。

備北地域と庄原市の産科医療を考える

[ 2013年11月7日(木) ]

今日は午後6時から庄原グランドホテルで表題のシンポジュームが開催されます。平成17年4月から庄原赤十字病院での産科医療が休止となっていますが、近い将来の分娩再開に向けて市民全体として考えていくためのシンポジュームです。

産科医療が再開されることは正に悲願と言っても過言ではありません。基調講演は、広島大学病院産婦人科診療科長の工藤美樹さんが「広島県の産科(周産期)医療の現状と課題」と題して講演されます。そして、公立三次中央病院院長 中西敏夫さんが座長となり、三次中央病院産婦人科医長の赤木武文さん、庄原赤十字病院助産師の寺本辰美さんや市の保健師やママさん代表などで意見交換が行われます。

庄原市行政は言うに及ばず、庄原市の小児医療を考える「ひだまりの会」や、多くの市民要望、庄原市医師会などの働きかけなどがあって、本日のシンポジュームが実現の運びとなったことと理解しています。先ずは、広島県内の産科の現状を知り、私たちが「何をすべきか」、「何ができるか」を探る意味でも大切なシンポジュームといえます。

何としても、庄原赤十字病院での産科医療再開を実現するためにも、私たちができることは何かということを確認し、実行に移さなければなりません。興味のある方は庄原市役所保健医療課0824-73-1155に問い合わせてみて下さい。

視察から帰りました

[ 2013年11月6日(水) ]

昨日から高知県の梼原(ゆすはら)町に教育民生常任委員会の行政視察に行っておりました。視察目的は、梼原学園における小中一貫教育の取組についてです。これまで各地の小中一貫校を見てきていますが、かなり理想的な教育を実践されていると思いました。

私の読者の皆さんは、「また、小中一貫教育か」と思われるでしょうが、日本の小中6・3制は制度疲労を起こしており、新たなシステム開発が急務だと思っています。中1ギャップなどの問題や不登校問題なども小中一貫教育を採用することでかなりクリアーしてきていますし、学力も確実にアップするというデータも出てきています。

梼原町では小学校3校と、1校だった梼原中学校を統合して、4・3・2という括りで9年間の系統的な教育を実践されています。教員室は小学校の先生と中学校の先生が混在した状態となっています。大きく3つのブロックに分かれており、1年から4年までと、5年から7年まで、8年と9年というブロックです。今一番力を入れているのが、5年から7年のグループだとおっしゃっていました。

国語教育の充実、算数・数学のティームティーチング(小・中両教諭)方式による授業、英語教育の推進、5年からのゆるやかな教科担任制の導入、異学年交流によるコミュニケーション能力の向上と人間関係づくりなどの方針が示されています。私が一番いいなと感じたのは、縦割り組織で1年生から9年生が自然と混じる仕組みです。校内の掃除や絵本の読み聞かせなどで成果が出ているそうです。

敷信ふるさと祭

[ 2013年11月4日(月) ]

今日は、第33回敷信ふるさと祭が開催されました。敷信自治振興区内11の自治会が一堂に会して実施する一大イベントですから、結構な規模です。会場は、休校中の実留小学校ですので、体育館を活用して各種サークルの展示発表や板橋小学校の児童の絵画も展示してありました。

メインステージは大型トラックの荷台。ステージの全面はフードコートとなっています。11の自治会がそれぞれ1テント出店しています。モモ肉の丸焼き、おでん、イカ焼き、生ビール、焼きそば、焼き鳥、ぜんざい、自然薯、各種加工品、大判焼き、杵つき餅、たこ焼き、から揚げ、おこわ、うどん、各種ジュース、等など。観客は飲んだり食べたりしながら各種演芸を楽しみます。

ステージ発表は、板橋小学校の一心太鼓、尺八、大正琴、カラオケ、3B体操、フラダンスなどですが、皆さん、お上手でした。午前10時開演で、雨が降り始めたので午後2時30分に閉会しましたが、千数百名が集ったと聞きました。バスでの送迎もありますので、11の自治会から万遍なく来られていたと感じます。

私は生ビールの販売をお手伝いしたのですが、お昼前から急に暑くなりましたので予定していたビールは完売となりました。残ったら反省会で飲む予定だったのですが、缶ビールに変更です。今年は景気が良くなっているのかどうか、どのテントも完売だったみたいです。最後に餅まきでお開きとなりましたが、来年はもっとパワーアップしたふるさと祭となる様、頑張りましょう。

お知らせ

[ 2013年11月4日(月) ]

今回、諸般の事情により「コメント」受付を停止いたします。ご理解いただきます様、お願い申し上げます。