― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
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[ 2025年6月10日(火) ]
天気予報は雨だったのですが、板橋さとやま学びの森の草刈を行いました。7名でおよそ2時間、かなりの面積の草刈をすることができました。雨が降ると足場は悪くなりますが、草刈自体は楽に刈れるのです。
大昔、私が子どもの頃のお話ですが、亡くなった祖母が雨が降ると草刈に出ていっていました。私が、「雨が降る時になんで草刈(畔草)をするん」と聞くと、「雨が降っている時に鎌で刈ると、面白い様に刈れるんよ」と言っていましたが、今日の雨の中の草刈は本当に楽でした。但し、刃物が良く切れることが条件ではあります。
学びの森は私が議員になって直ぐに整備を始めました。最初は元気だったメンバーも全員70代となり、誰もが、腰が痛いとか腕が痛いとか言う立派な高齢者になりました。今週土曜日にも草刈作業と松くい虫で枯れた松の整理をする予定ですが、できるだけ重機を使ってやるつもりです。
皆でステージに上がって眺めたのですが、仲間がいたからできた学びの森だと改めて実感した次第です。ご覧になればお分かり頂けると思いますが、本当に素人が作ったのというスケールのステージです。電源もステージまできていますので、結構大規模なコンサートもしています。ご希望の方はご相談下さい。
これからこの施設をどう維持していくかですが、最大の課題は草刈です。約5haからありますから、その全ての草刈は今ではできません。メンバーも当初は20名からいましたが、20年で6名が亡くなりました。今夜はその1人の通夜に参列します。ですから、「あと何年できるかのう」という言葉が自然とでてきます。
おまけです。ピースコンサート風景です←クリックするとご覧になれます。
[ 2025年6月9日(月) ]
昨日は、「敷信自治振興区 区民大運動会」が板橋小学校グランドを会場に開催されました。開会式が終わると、自治振興区の粋な計らいで、私の議員引退の挨拶をさせていただきました。
多くの方々から、「何で辞めたん」って聞かれましたので、「70歳定年」って答えると、「まだ若いが」と言われました。しかし私は、人口減少対策というか、少子高齢化に対して有効な手立てを施すことができなかった不甲斐なさをヒシヒシと感じています。執行者が本気で対策を打たなかったからと言い訳をするつもりはありません。
3年前の6月のブログを読んでいると文中に、令和3年の自治振興区毎の人口状況表がありましたので令和6年の資料と比較してみました。←クリックして資料をご覧下さい。僅か3年ですが、どう思われますか。高齢化率ばかりに目が行きがちですが、0歳~14歳の数値、少子高齢化に全く歯止めがかかっていません。
昨日の区民大運動会、これまで競技に参加していた人たちがテントの中で椅子に腰かけている姿が多く見かけられました。高齢化率が30.7%で市内で一番低い敷信でこの状況です。先ほどの0歳~14歳の数値を人口で率を計算すると、敷信が12.9%でトップで、庄原12.2%、東11.8%と続きます。これが現実です。
競技内容も高齢者を対象としたものや小学生以下の子供を対象としたものが多かった様に思います。昨日優勝した自治会は高門でしたが、人口規模は敷信では下から5番目です。近年の傾向として何故か、小さな自治会が優勝しています。人口が多い板橋西や新庄西は住宅は増えていますが、自治会加入率は低い状況です。
私が言いたいのは、合併した20年前と同じ仕組みで同じことをしてきた結果、明かな地域間格差が生じたということです。固定経費は減るどころか増えていますが、地域は衰退しています。自治の役割を再定義というか、行政が本来すべき役割は何か、全ての業務見直しが必要と考えます。
合併20周年と浮かれている状況にはないのではと私は思います。市長も変わり議員も大幅に入れ替わった訳ですから、本当の意味で車の両輪として切磋琢磨していただきたい。市民は大いに期待しています。
[ 2025年6月5日(木) ]
私のキャッチフレーズは、「自治振興によるまちづくり」でしたが、果たしてどの程度の成果が出たのか甚だ疑問です。議員に成りたての20年前は、「敷信(しのう)敷信」と連呼しては顰蹙を買っていました。
私の初代後援会長は清光幹雄(故人)さんという人だったのですが、彼は地元板橋から国会議員になった永山忠則さんの地元秘書を長年務められた人で、私が議員に立候補する時、「自治でやりんさい。基本は住民自治じゃ」と言われました。年齢的に清光さんは親父みたいで、「親父、親父」と慕っていました。
正確な年齢は覚えていませんが、40代で私は板橋東自治振興区の副区長になりました。その時の区長が清光の親父です。彼は若くから政治に関わっていましたから、政治のイロハが分かっており、住民が不利益を被ることがあれば直ぐに市役所に飛んで行っていました。私はそんな彼の行動力に魅せられて市議会議員を目指したのです。
永山忠則先生は、帰郷された時は必ず青年たちを集めて自治について講義されていたそうです。その形ある自治として、敷信には県内で最初の公民館を誘致されたり、保育所も県内初だったそうです。今も覚えていますが、その公民館で子供会活動を自分たちで企画して行っていました。大人はオブザーバーで口出しはなしです。
自分たちのことは自分たちで行うことが住民自治です。行政が行うのは団体自治(全体)といいます。自治は上から与えられるものではなく、自分で創意工夫して行うものです。市民力を高めることで住民自治が地域を回す原動力になり、更には、団体自治が力を発揮することで市町村が元気になります。
おまけです。17年前のブログ、「敷信自治振興区 区民大運動会」←クリックで読んでみて下さい。
[ 2025年6月4日(水) ]
今朝は草刈を頑張りました。新しい草刈機の試運転でもあったのですが、エンジンの吹きも良く、やはり新品はええですね。一番良かった点は、スロットルレバーです。
草刈機を使ったことがない人には理解できないことですが、エンジンの回転数を制御するスロットルレバーは昔のものは回転数を一定に保つ固定タイプでした。このタイプですと、草刈をしているところに人が急に現れたらどうなりますか?刈刃は高速で回転していますから、最悪は人身事故となります。
そんな事故が全国各地で発生していた時代があります。そこで、安全鑑定基準というものが制定されました。そのひとつが手を離すと自動的に回転数が落ちるスロットルレバーです。このレバーですが、どのメーカーも試行錯誤を繰り返しましたが、使用者からすると扱いづらいものばかりでした。
ところが今回のスロットルレバーは、これまでの課題が全て解決されていました。つまり違和感がありません。これは文章では説明が難しいので、取扱説明書←クリックすると、16ページに解説がありますからご覧下さい。握っている手を離すと回転数は落ちますが、握ると元の回転数に上がります。
つまり、一定の回転数が維持される仕組みのスロットルレバーとなっており、ストレスがかかりません。ネタばらしですが、実は私はこのメーカーで働いていたのです。
[ 2025年6月3日(火) ]
昨日、懇意にしていただいているMさんがひょっこりと私を訪ねて来られました。新たな事業として「外国人医療人材国内受入事業」を始められたそうで、三次・庄原の福祉施設を営業で歩かれているそうです。
インドネシアにあるサリムグループ社が母体だそうです。インドネシアの看護大学や短大で看護師の資格を取得した人だけを特定技能1号「介護」候補者として日本の施設に紹介する業務だそうです。具体的には、出入国の各種申請や住居確保、生活支援、雇用主との相談業務や苦情処理と、親代わり的なお仕事が多いみたいです。
既に外国人材を雇用されている施設もあったそうですが、広島県内はまだまだ少ないのだそうです。結局、外国人材を雇用しても言葉の問題や生活習慣の違いから施設内や生活上でのトラブルが起きた時に対応が難しいので、人手不足ではあるが、日本人で何とか回しているのが実情みたいです。
私の母親も福祉施設のデイサービスやショートステイを利用させていただいていますが、デイサービスではタイ人の男性職員が働いています。これからは多くの外国人介護人材が福祉施設で働く時代が来る予感がします。将来的には、介護職から看護職に成りたいというのがこのグループで働くインドネシア人の希望だそうです。
昨日の医療崩壊のブログを書く時にも思ったことですが、医療・介護・福祉と選挙の時には声高に政治家は訴えますが、今回の米騒動と一緒で、抜本的改革(仕組みや制度)をせずに小手先で誤魔化してばかりです。インドネシアはこれからドンドン発展する国であることは間違いありませんが、20年後には抜かされているかも知れません。
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