黄色いバスの奇跡

[ 2023年4月19日(水) ]

清渓セミナーで石破さんが、「黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語」のお話をされました。そして2月に会派視察で伺った山形市でも井上副市長が、「十勝バスの視察に行ってきた」と言われました。

直ぐに北海道帯広市に行くことはできませんが、本を読むことはできますので早速購入しました。「黄色いバスの奇跡 十勝バスの再生物語」の筆者の吉田理宏さんは十勝バスの4代目社長になった野村文吾さんとは大学時代テニス部の1年先輩で、現在は経営コンサルタントをされています。

潰れる寸前のバス会社が立ち直ったというお話なんですが、何故、潰れそうになったのかということが公共交通を考える上で重要だと気づかされました。つまり、バスに乗らなくなったからです。それは、モータリゼーションの急激な伸展によりいつしかバスの存在そのものを忘れてしまったと言っても過言ではありません。

社員さんの提案によりある停留所周辺半径200メートルにある住居にみんなで作成した「路線図」と「時刻表」をポスティングしたそうです。そうしたらお客様から、「バスって今はいくらなの」、「バスの乗り方が分からない」という想像していなかった意見が出てきたそうです。

自分たちの思い込みでバスは不便だと決めつけていたが、そうじゃなくてお客様の声を聴いていなかったことに気づかされたのです。何と、最初にポスティングした停留所から乗るお客さんが1人2人と増え、運転手さんも手ごたえを感じてきて、笑顔で挨拶を交わす様になっていったのだそうです。

本当に目から鱗という感じですので、宜しかったら本を購入して続きを読んでみて下さい。

集団で作業

[ 2023年4月17日(月) ]

昨日は田圃に溜池から水を入れる用水路の掃除と山から池に水を引く水路(受け溝)に溜まった土砂の撤去作業を農家総出で行いました。農家総出と言いながら、3戸は広島在住地主、1戸は高齢女性で、作業した人の平均年齢は65歳です。

最高齢は77歳で、最も若い人が54歳ですが、これまでは作業が終わるまで水分補給することはありませんでしたが、昨日は後半戦の前に休憩しました。その時の話題は、「いつまで溝堀ができるじゃろうか」というものでした。営農集団もあるから4月5月の土日は全て百姓だという人もいましたが、後継者はいません。

私たちの地域はまだまだ切羽詰まった状態とは言えませんが、10年後は見えません。今の戦力が維持できないとなれば農地を選別しなければならなくなります。水路の維持管理も大切ですが、これから始まる草刈作業が重荷となってきますので、新型の傾斜地専用草刈り機の導入も検討する必要があります。ただ、誰がその機械を使うのか?

そこで考えているのが地域おこし協力隊員です。今すぐにということではなく、漆の目鼻がついた時点で募集して漆掻き職人を目指して貰う計画です。漆の管理作業もありますから、2名の協力隊員が欲しいですね。そうしていると、漆塗り職人が現れてくるのです。実は既に庄原市で活動している漆塗り職人がいらっしゃいます。

もう一つの「自転車でまち興し」も、漆畑に作られた作業道が繋がってくると、色々なコースが出来ます。こちらは仲間の國利議員に期待しているのですが、宜しくお願いします。みなさん、時には夢を語ろうではありませんか。

日常が戻る

[ 2023年4月14日(金) ]

昨夜は自治会の役員会がありました。新年度から私は消防後援会のお世話役となりましたので、月に1度開催の自治会役員会に出席することになりました。どうして消防後援会が役員会なのか?理解できていません。

顔合わせということだったのですが、各部の部長さんから新年度の事業について報告がありました。正式には自治振興区の総会が終わらないと事業実施は確定しないのですが、既に下話はできており、これまでコロナ禍で中止されていた事業が全て復活します。本当に空白の3年間でした。

敷信自治振興区の3大事業は、区民運動会、敬老会、ふるさと祭ですが、その他に生活福祉部が月2回開催するデイホーム事業「一休茶屋」、産業振興部の産直ふるさと市、環境安全部のインター入り口付近の花の手入れ、体育部の野球大会、ゴルフ大会等とまだまだ沢山の事業が復活します。

現在、第二期 敷信戦略プラン(10年間)が8年経過しており、今年と来年で第三期戦略プラン策定に向けて動き始めますが、個人的な考えを言えば、原点に立ち返って徹底した検証からスタートする必要を感じます。私も参加した第一期プランの策定作業は楽しかったですね。敷信を徹底的に洗い出すことから始めましたから、凄く新鮮でもありました。

私が政治に関わるきっかけを作ってくれたのは自治会活動でした。確か42歳で自治会役員となり50歳で市議会議員となった時に11の自治会が一緒になり敷信自治振興区となったのです。

老子を学ぶ

[ 2023年4月13日(木) ]

昨年からウィー東城の佐藤さんが主宰されている「亀山塾」に参加させていただき、論語を1年間学びました。理解するという段階ではなく入り口に立ったという感じでした。そして新年度から老子を学ぶこととなります。

まさか漢字だらけの論語や老子を学ぶなんて芸当はできませんので、現代語訳があるものを読んで原文を眺め、講師の亀山先生が解説してくださるというスタイルで学んでいます。ですので、予習していかなければ前に進まないのですが、これが中々難儀なんですね。今回の宿題は、老子の第一章から第十五章までを読んでいくことです。

所謂、解説本は多種多様にあるのですが、亀山先生が我々のレベルに合った本を選んで下さっていますので、内容は別として読みやすさはあります。良く分からないのですが、老子は哲学なんだそうです。「道」を求める。ここまで読んだ感想ですが、論語よりも老子の方が何となく面白いです。本当に何となくですけどね。

学生時代は全く見向きもしなかった漢文や古文ですが、今になって学び直しとは、人生いろいろです。答えのない時代を生きている我々地球人の方向性を探るという点では老子が適しているとも考えられます。興味のある方は一緒に学びませんか?

昨夜は花見でした

[ 2023年4月11日(火) ]

異業種交流グループ4C倶楽部の花見をラ・フォーレ庄原で行いました。前日のさくらフェスティバルの余韻もなく、宴会も我々だけという峠を越えた花見は、「聞かんし語る」の達人の集まりで、うるさいの一言でした。

当番幹事が流行り病にかかりましたが、「何で今更なん」という感じでしたが、無症状でも1週間自宅待機だそうです。そんな話題で第一ラウンドは盛り上がりました。第二ラウンドは、昨日のさくらフェスティバルにどのくらいの人が来ただろうかということで、ああでもないこうでもないと議論が続き、2万人は超えていただろうということに落ち着きました。

それから懸案である研修旅行について議論が始まりました。ある会員がタイやベトナムに長年駐在していたので、「行こう、行こう」となりかけたのですが、先ずは国内でやりましょうという神の声が聞こえましたので、国内に決定。さて、どこへ行くとなり、徳島県神山町の大南信也さんのお話を聞きに行こうということになりました。

ついこの前のブログにも書いた「神山まるごと高専」の仕掛け人である大南さんですが、昨年の清渓セミナーの講演で神山町のこれまでの流れは聞けましたが、やはり現地に行って自分たちの目で神山を学習したいですね。大南さんは超忙しい人みたいですから日程調整が大変だとは思いますが、何としても神山に行くぞ!