世の中は広いな!

[ 2022年1月31日(月) ]

敷信村農吉も受賞させていただいた「ディスカバー農山漁村の宝(第8回)アワード」に関連して、中国四国農政局管内の優良事例発表会が本日、Zoomで開催されたのですが、神山しずくプロジェクトの発表内容は圧巻でした。

神山町はIT関連企業が多くのサテライトオフィスを開設されていることで有名ですが、山でも頑張っておられることを初めて知りました。準グランプリを受賞されたのですが、納得です。「神山しずくプロジェクト」←クリックしていただくとどんなことをされているのか分かります。

高知県の梼原町でもそうでしたが、風力発電を始めるにあたって住民がヨーロッパに先進地視察に行かれ、町民間での議論を経て風力発電設備を建設されました。町役場は隈研吾氏の設計によるもので、本会議場は普通の会議室に机と椅子を並べる方式です。梼原町のことも書けばきりがない程、多くの素晴らしい取組をされて成果をあげておられます。

話しは一気に飛びますが、神山町では、「青い目の人形アリスの里帰り」←(クリックしてみて下さい)の訪問団に加わった5名がその後の神山の運命を決めたのかも知れません。以前、ある高齢の町長さんが、「林さん、国内で分からないことは外国へでも行って調べてくることは当たり前じゃ」と言われましたが、明治維新を成し遂げた日本もそうだったですよね。

私ももう少しで井の中の蛙になるところでした。

過疎対策省の創設

[ 2022年1月29日(土) ]

子育て支援が各省庁にまたがっていることから新たな省の創設が言われていますが、過疎対策についても農水省や総務省、環境省、文科省等が関わっていますが、いっそのこと、「過疎対策省」を創設すべきではと考えます。

農水省の山中間地域等直接支払制度や多面的機能支払交付金について勉強しているのですが、過疎地域の集落ではそういった制度の取組そのものを止めるところが出てきています。理由は色々ありますが、農地として維持管理ができなくなってきたことや、申請書や報告書等の事務量が多く、世話をする人も高齢化してきており諦めるということになっています。

事務は代行できますとか、仕方なく山に戻ってもお金の返還は求めませんとか書いてありますが、電話で済む様な話ではありませんから、諦めることになります。集落支援員や地域おこし協力隊員とか、外部人材を入れることも出来ますが、本当に困っている過疎地域には言葉は悪いですけど、誰も見向きもしません。仮に協力隊員が入ったとしても続かないと思います。

これは前から私が言っていることですが、田圃には稲を植えるのがベストです。そして政府が責任を持って買取ることです。逆ザヤとか言いますが、生産物直接支払制度を導入して、安全安心な食料を国民に提供すべきが政府の役割です。国民も食料安保ではありませんが、食料を他国に依存している国の将来は不安でなりません。デフレからの脱却も早期に可能と思います。

集落を維持するにはどうすればよいか

[ 2022年1月28日(金) ]

昨日のブログに山内町の「てごぉし隊」による取組を紹介しましたが、学校存続問題から地域が危機感を感じ動き出した事例です。良く言われることですが、地域の一体感がないと物事は上手くいきません。普段からのコミュニケーションが重要です。

第2回(平成24年)「大阪府民のいっちゃんうまいコメコンテスト」で日本一に選ばれたお米、「里山の夢」で有名になった山内ですが、地域の厄介者の竹を伐採し粉砕したものに牛堆肥を混ぜ発酵させたものを田圃に散布するという手法で日本一のお米栽培が可能となったのです。2016年の「すし米コンテスト・国際大会」では、すし米特別賞を受賞するという快挙を成し遂げています。

しかし、ここまでの道のりは大変だったと想像します。思いを形にするということは並大抵の努力ではできません。それも一部の人間だけでやっても成功しません。冒頭にも書きましたが、普段からのコミュニケーションがあるからこそなんです。私は区長の市川(元市議会議員)さんを良く知っていますが、彼の最大の特徴は粘り強さにあります。つまり、諦めない人です。

私が住む敷信自治振興区も頑張っていますが、その基本は住民自治です。住民で納得できるまで話し合い、決定したことには従うということでないと自治とはなりません。今はコロナ禍で難しいですが、人が集い語ることで地域は纏まります。新たな自治のスタイルは自治振興区の仕組み(やり方)を作り変えることから始まると思います。住民も意識を変えるです。

山内(やまのうち)の取組は素晴らしい

[ 2022年1月27日(木) ]

庄原市山内町には、「てごぉし隊」なる住民組織?があります。きっかけは、「このままでは山内小学校がなくなってしまう。地域に子供を増やそう」という思いから始まった勝手連的組織ですが、確実に移住者が増え、子供も増えています。

「てごぉし隊」はもろに方言で、手伝うことを庄原では「てごをする」と言います。手伝って下さいは、「てごぉーしてぇやぁ」です。具体的なお話をすると、生徒数が減ってきている山内小学校がこのままでは将来的に東小学校に再配置されるという計画が発表となりました。驚いたの住民の皆さんです。「どうすりゃあええんじゃろう」の大合唱。

山内には空き家が沢山あるので、振興区としても空き家対策を考えていた時でもあり、「移住者を募集しよう」、「空き家をキレイに掃除して住める状態にしよう」となっていったのだそうです。その核になる有名なお姉さんがおるんですがね。そんなこんなで、自然発生的に、「てごぉし隊」なる組織が立ち上がったのです。ニュースに何度も取り上げられているので、ご存知かも?

住民パワーは凄いですよ!みんなで寄ってたかって不要な家財道具を運び出したり、家の周りの草刈をしたりして古民家に再生してしまいます。それだけではなく、あの手この手を駆使して移住者を発掘して、定住に繋げていったのです。今では、外国の人も移住してきているそうで、お蔭で小学校の生徒も増えてきており、新学期から複式解消だそうです。

「やればできる」を実践されている山内の皆さん、素晴らしいですね!

ディスカバー農山漁村(むら)の宝

[ 2022年1月26日(水) ]

農林水産省が主催する「ディスカバー農山漁村の宝アワード」において株式会社敷信村農吉がビジネス部門特別賞を受賞しました。既に報道等でご存知の方も多いと思いますが、改めて紹介したいと思います。

敷信村農吉←クリックすると紹介ページに飛びます。授賞式には岸田総理も出席されており、農林水産省管轄では大変大きなイベントであることが分かります。実は本日、事例紹介がZoomで配信されるのですが、私の思いつきが遅かったために皆様にお知らせできていません。申し訳ありません。

今から16年前、私が議員になって間がない時、地元保育所の指定管理者募集が発表になりました。今思い返せば、当時は実留保育所と板橋保育所を統合して新たな保育所を作るということで、統合賛成、統合反対という侃々諤々の議論を展開しましたが、敷信(しのう)地区の敷信+実留の実(みのり)を一文字入れて、「敷信みのり保育所」で決着しました。

受託するためには会社を興す必要があり、社名を、嘗ては敷信村(しのうそん)であった+業後継者を育てる+(よいこと)が起きるという文言を圧縮して、敷信村農吉(語呂的にしのうむらのうきち)としました(殆ど社長の中岡の思いつき)。実は、板橋保育所は、地元出身の永山代議士が尽力してできた広島県初の保育所だったのです。

その当時を知る人たちからも、自分たちで保育所を運営しようという機運が高まり、会社の株主となっていただきました。しかし、株主配当は一切なく利益がでれば保育所運営費に充てるということにしました。ですから、今回の受賞は敷信の皆さん全員の喜びでもあります。私と社長の中岡は福祉施設の法人化等で協力してきた同志です。