今年最初の忘年会

[ 2025年11月13日(木) ]

昨夜はダスキン加盟店の忘年会が三原市でありました。議員時代は殆ど参加していなかったのですが、引退したので久々に参加させていただきました。駅前のホテルが会場だったのですが、駅前が相当に変わっていました。

市立図書館が出来ていましたが、1階には学生の学習スペースも完備されおりほぼ満席状態でした。その隣には食料品のフレスタが店舗を構えており、子どものお迎え前にお買い物という感じで、庄原のジョイフルと同じスタイルだなと思いました。庄原は田園文化センターが少し離れていますが、ほぼ同じコンセプトです。

そのフレスタの隣にはルートインがオープンしており私はここに宿泊しましたが、隣には251台収容の立体駐車場があり、ホテル宿泊者は24時間800円となっていました。庄原と根本的に何が違うかですが、新幹線の駅があることと、港があることです。ホテルの朝食時、「ここは外国?」って思う程のインバウンドの人たちがいました。

行きは尾道松江線でしたが今朝は世羅経由で帰ってきました。久しぶりのワインディングロードに、懐かしさえ覚えました。道ができれば人の動きが変わると良く言われますが、正にそうです。走る車の台数も少なく、何となく寂れた雰囲気も感じながら、「ぽつんと庄原市」に帰ってきました。

「役所のしくみ」は、参考書

[ 2025年11月12日(水) ]

昨日の続きですが、「役所のしくみ」を読み終えました。非常に上手く役所の役割分担を纏められている、参考書的な内容だと思います。私の20年間の議員生活で学んだこと以上のことが網羅されています。

明石市長だった泉さんは超有名ですが、中山間地域にある自治体には明石市の事例をそのまま当てはめることは難しいですが、浜田市の久保田さんの事例は直ぐにでも真似れる事例ばかりでした。詳しい内容は「役所のしくみ」を購入して読んでいただければ分かりますが、新聞感覚で読めます。

私は首長だけでなく、市の職員さんや議員の皆さんにもお勧めします。当然、市民の皆さんにもお勧めで、役所の仕組みを理解いただければ、選挙の投票行動にも変化が生まれると思います。兎に角、読んでみて下さい!

「役所のしくみ」

[ 2025年11月11日(火) ]

この10月まで島根県浜田市の市長をされていた久保田章市さんが書かれた「役所のしくみ」を読んでいます。久保田さんは浜田市生まれで、現在の三菱UFJ銀行勤務を経て大学教授をされ、Uターンして市長になられ人です。

月刊「ガバナンス」11月号自治・地域のミライに久保田さんの記事があり、読ませていただくと、こんな市長さんもいるんだなと思いました。彼は市役所に入るまで役所のことは殆ど知らなかったそうですが、現場で一つ一つ学んでいかれる中から久保田流の市政運営を確立されていかれた様に感じます。

「人口減少が進む中でも、人口を増やすような政策を決してギブアップしない」と冒頭に書かれていましたが、私が議員時代に浜田市には何度となく勉強に行っているのですが、20年前に最初に行った時の印象は、「堅い、暗い浜田市」という印象でしたが、今にして思えば、久保田市長になってからはドンドン明るくなりました。

浜田駅前にはルートイン、グリーンリッチ、東横INN等のビジネスホテルがこの数年で一気にオープンしました。市議会にも広報紙の勉強でお邪魔しましたが、WEB版の導入など先進的取り組みを学ぶことができました。合併後遺症で地盤沈下していた浜田市を生まれ変わらせたのが久保田さんだといえます。

ということで、「役所のしくみ」を購入して読んでみて下さい。役所の仕事について分かりやすく書かれています。日本経済新聞出版、定価990円です。お求めは庄原市の本屋「ほなび」でお願いします。

しめ縄作り

[ 2025年11月10日(月) ]

以前のブログに書いた、しめ縄用に準備した藁が出番を迎えました。毎年、「ああでもない、こうでもない」と言いながらしめ縄を作る(編む)のですが、何とか今年もしめ縄が出来上がりました。

私が23歳から地域行事に参加する様になりましたが、しめ縄作りの担当には当分の間させて貰えませんでした。当時は、米俵を編んでいた人たちが元気でしたので正にプロ級のしめ縄ができていました。そんな人たちが亡くなっていき、一気に若手に出番がやって来ましたが、毎年、試行錯誤を繰り返しています。

今日も友人と話したのですが、友人の神社のしめ縄は3年以上同じものが掛けられているそうで、毎年新しいしめ縄に掛け替えるというと、驚かれていました。昨日も作りながら、「藁も手に入らなくなってきたから、祀りに掛けたら降ろして袋にいれて保管しておくか」と冗談を言いましたが、半分本気です。

外注に出すかという意見もありますが、神事でもありますので出来る限り氏子でしめ縄を作っていきたいと思っています。来年は藁の確保策として手刈りしてコンバインで脱穀したものをハデ干しすることを考えています。藁が揃っていないと編むのが難しいのです。やったことがある人は分かりますよね。

まさかこんな時代が来るとは私が若い頃には想像できませんでした。私の集落では全戸氏子ですが、友人の話では彼の集落では氏子に入らない家が相当数あるそうです。神職のなり手もいないそうですが、専業なんて無理の無理ですから仕方ありません。

漆が順調に成長しています

[ 2025年11月7日(金) ]

漆の圃場は大きく5ヵ所あるのですが、昨日は昨年12月に植えた漆(5番目の圃場)にしていた食害防止用保護カバーを外しました。カバーを外すとシカに食べられる可能性が出てくるのですが、一種の「懸け」です。保護カバーをしていると雑草が繁茂して漆の成長が阻害されていると判断したからです。

この圃場には60本の苗を植えたのですが、活着率約92%の55本が元気に育っていました。これまでのどの圃場よりも高い数値ですが、問題はこれからなんです。この圃場は構造改善した田圃ですが、40年以上一度も稲を植えたことがありません。しかし、丹波漆で伺ったところ、休耕田は4年は成長するが、5年目で枯れるそうです。

その圃場のすぐ上の山には掻けない天然の漆が沢山植わっており、私は生育環境は抜群と思っているので、「懸け」に出ました。実はシカに対する忌避剤の散布を計画していますが、これを散布したら大丈夫という代物でもないのです。製造メーカーもシカに対しても有効とは書いていますが、絶対に大丈夫とは言えないとか。

明日と明後日で残る4ヵ所の圃場の草刈りを行う予定としていますが、昨日、下見に行ってみると本当に大草となっていました。山を切り開いた圃場で、最初の頃の篠や笹などは絶え雑草ばかりが生い茂っていますが、毎年、生える草の種類が変わるのが不思議です。教科書もない、先生もいない漆栽培ですから悩みは尽きません。

ときどき写真日記に第5圃場の写真がありますので、ご覧下さい。