中国との関係は複雑怪奇

[ 2025年12月9日(火) ]

自衛隊機に中国軍機からレーザー照射があったとの報道ですが、所謂、ロックオンの手前ということで次は攻撃するぞとの脅しと考えられています。偶発的ではなく、恣意的であろうと思いますが、危険極まりない。

高市総理大臣の台湾有事発言に端を発した今回の日中問題ですが、想像以上の中国の反応に日本国政府は対応に苦慮しています。アメリカは自国のことが最優先ですから、日中の仲立ちなんてサラサラする気はなく、防衛費を増額して武力には武力で対抗することしかないと突き放しています。

一方、経済界からすると、中国には多くの日本企業が進出しており、中国人も雇用していますので、関係の修復を望んでいるのも事実です。ヨーロッパやアメリカは中国から遠く離れていますが、日本国の目の前を空母が悠々と戦闘訓練していることは、「台湾のことは言うな」との圧力でしかありません。

大韓民国は今回の件を静観していますが、戦争で分断されていながら「戦争に勝った国」ですから日本とは立場が微妙に違いますが、日本の植民地であったという事実を言い続けています。つまり、中国と同様に日本帝国主義による支配から戦後復興を遂げたというのが共通認識だと思います。

漆の移植作業

[ 2025年12月8日(月) ]

日曜日は朝から晩まで漆の作業だったので、クタクタになりました。午前中は、食害防止用保護カバーを漆から外し忌避剤を漆の木に散布する作業をし、午後からは漆の苗木を移植する作業を行いました。

保護カバーが無いと鹿が樹皮を食べて枯らすので漆の木を被う様にカバーをかけますが、2年もすると雑草がカバー内で繁茂するので漆の成長がイマイチかなと思えてきました。そこでカバーを外して忌避剤を散布することにしたのですが、1本の木に50cc程度散布ですので、水で練習して臨みました。

その作用中に突然、気球が飛んで来てビックリ!上がったり下がったりして田圃に着地しましたが、何かのイベントだったのでしょう。午後からは苗木の移植作業+保護カバーの取り付けだったのですが、まるでスクワットみたいに立ったり座ったりの連続でしたので今日は歩くのも大変です。

移植作業が残ったので来週14日も作業をする予定です。漆の苗木の移植は、先ず鍬で小玉スイカ程度の穴を掘り牛糞堆肥を少し入れて苗木を置いて土をかけ、軽く周りを踏んで完了です。山を開墾したところでは土地は固く穴掘りが大変です。息の長い漆栽培ですが、試行錯誤は続きます。

 

国会が揉めている

[ 2025年12月5日(金) ]

自民党のなりふり構わぬ政権運営には呆れる。公明党が連立から離脱した最大の理由は、政治資金(裏金)問題だったのだが、議員定数削減を全面に出して野党を翻弄している様に思える。

公明党の斎藤さんが珍しく語気を強めて怒っていましたね。そんな公明党に立憲民主党からお誘いが来ているみたいですが、立憲は寄せ集め集団ですか?話をもとに戻して、自民党には節操が無くなったみたいです。衆議院の議員定数削減の提案も根拠はなく、兎に角、1割削減で押し通すみたいです。

台湾問題で日本を孤立化しようと中国は動いているみたいですが、外交も突破口が全く見えてこず、長引くだけでは済まないことになりそうです。プーチンさんがインドを訪問するそうですが、BRICSとしての動きではなく、ロシア産原油を巡る交渉みたいですが、日本もサハリン沖の天然ガスをどうするのでしょうか。

ロシアがウクライナに侵攻したことで世界秩序がぐちゃぐちゃになりました。食料問題やエネルギー問題も一気に噴出で、調整する人がいません。プーチン、トランプ、習近平の3人で世界を支配するのでしょうか。やったもん勝ちの世界には夢なんてありません。これまでの歴史が証明しています。

漆の苗木が届く

[ 2025年12月4日(木) ]

昨日から急に寒くなりましたが、今朝は一気に冬景色となりました。暑い暑いが寒い寒いになり、身体がついていけない感じです。そんな寒い朝に福井から漆の苗木が届きましたので、日曜日は苗木の植付け作業です。

漆1000本を目指しているのですが、思う様に生育してくれません。植える圃場との相性というか、適地と思って植えても枯れたり殆ど成長しなかったりと、試行錯誤しながらの漆栽培です。丹波漆の人も言っていますが、どこが敵地なのか分からないと。まあ、良質な漆液が採れるまで15年からかかるのですから、まだまだです。

岩手県の浄法寺漆は有名で国産漆の8割を生産していますが、産業としての漆ですから適地適作なんでしょうね。戦前、岡山県から広島県にかけては漆の生産地が点在していましたので、やって出来ないことはないと思っています。今回は、開墾していない地拵えしただけの山に植えてみます。

これも丹波漆で聞いたことですが、休耕田に植えた漆は4年は良く成長するが、5年目に枯れるというお話です。我々も休耕田に植えましたが、構造改善してから一度も稲を植えたことがなく牧草を40年近く植えていた所なので、これもワクワクしながら草刈作業をしています。

いよいよ来年からは分根による苗つくりを始めます。鹿の食害対策の忌避剤散布も日曜日に行いますが、正に試行錯誤です。製造メーカーも漆での実績はないという代物ですが、カタログに有効と書くかな?こんな感じですから、漆を植える人がいないのも分かりますね。

 

議員定数について

[ 2025年12月3日(水) ]

衆議院議員定数削減の話題が連日報道されていますが、確かに皆さんが言われる通り削減数の根拠はありません。法案では、現在の定数465人の1割を目標とし、420人を超えない範囲とすることから、45人になるとか。

では実際にどうなるのかは、「これから」となります。衆議院が解散せずに任期満了(令和10年10月)に伴う衆議院選を念頭においているそうですが、自民と維新は結論がでなければ自動的に定数が削減される「プログラム法案」の成立を目指しているのだそうです。過半数を確保すると強気になりますね。

国会の話はこの程度にして、過去3度、定数減を議論して実際に減員した庄原市議会のお話をさせていただくと、平成17年は合併特例で33人の議員でスタートしましたが、合併前は総数が82人だったのです。平成19年、合併前のみなし定数26人を社会情勢を考慮し25人に条例改正しました。

2度目は平成24年、私が議会改革特別委員会委員長として、25人を20人、政務活動費月額3万円を導入しました。3度目は令和7年、私が議員定数及び議員報酬調査特別委員会の委員(議長)として、20人を19人、議員報酬を月額2.5万円増額としました。私が独りでした訳ではなく、最終的には本会議で条例改正を可決しています。

委員会では侃侃諤諤の議論を重ねたことは事実ですが、議員定数、議員報酬、政務活動費は市民の関心が高いのも事実ですが、算定根拠が無いのも事実です。ですから、近隣の市町を参考にするから、似たり寄ったりとなります。議員を辞めたから大きな声で言えますが、問題は「議員の資質」にありです。