― はやし高正が日々の気になる出来事に関することを書いています
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ぽつんと庄原市[ 2025年11月18日(火) ]
今日のお昼のNHKニュースを観ていて、「えっ、安芸高田市は支所を全廃するの」って思わず声が出てしまいました。旧町役場だった現在の支所を今後数年で全て廃止し、その機能を郵便局等に移す予定だそうです。
誰もが言っていることではありますが、「支所はいらん」を、実際に無くすことにした安芸高田市長の藤本さんの英断に私は拍手を送ります。彼一人で決めた訳ではないでしょうが、最終的に決断したのは市長です。これから議会にとなっていますが、相当な話し合いをした上での発表だと思います。
支所機能を全て無くすということではなく、公民館等に集落支援員を配置したり郵便局と連携したりして機能は維持するそうですが、問題は人口減少の速度だと思います。安芸高田市はお助けワゴンの運行見直しにも着手しており、先手先手で各種課題に立ち向かっています。総務省とも協議しながらだそうですが、モデルとなるでしょう。
三次市の場合は合併と同時に支所の規模を縮小していますが、これからはもっと踏み込んで行くと思います。問題は、我が庄原市の支所です。支所がなければできない仕事がどの程度あるのか、自治振興区担当職員制度の導入でどの程度の仕事がカバーできるか等、速度をもって検討開始すべきです。
政府が赤字国債でお金を地方にばら撒いても、地方は豊かにはなりません。人がいない現状を直視すべきです。
超充実の週末でした[ 2025年11月17日(月) ]
農家になるなんて書きましたが、少しづつ農家の真似ごとをしています。金曜日には友人と休耕田に堆肥を入れ耕してもち麦を植えました。丁度、神石から友人(農業初心者)がやって来て百姓談義に花が咲きました。
彼は思うところあり、時々、百姓になるそうです。農家の生まれでもなく農業知識は殆どなく、奥さんの実家が神石ということから70歳にして一念発起といえます。聞けば、休耕田が1haあるそうで、これまでは草刈ばかりしていたけど、住民票も移して少量多品種の野菜等を試験的にやっていくと張り切っています。
土曜日は大学生が主催する里山トライアスロンのお手伝いということで学びの森で作業しましたが、学生は草刈の予定だったのですが、危険ということからコースの下見や競技に使う道具の整備をしていました。私は倒木の整理をしたりユンボで会場の整備を行いましたが、ユンボの調子が悪く時間がかかりました。
学びの森の維持管理が段々と難しくなってきています。今から20年前に里山を整備して次代に引き継ごうと志高く始めた事業ですが、新陳代謝が上手くいっておらず高齢者集団となっています。これから20年先を見据えた新たな事業計画を立てる必要性を痛感していますが、自治振興区との連携が必要と考えています。
昨日は地元の神社の秋の例大祭でしたが、五穀豊穣を祝う祭りでありながら、御菜やお餅は全て購入しており辛うじて玄米と白米のみが地元産でした。日本国政府も外国に目を向けることも大切ですが、国内の中山間地域が廃れることなく永続的営みとなる様、目くばせいただきたいと思います。
今年最初の忘年会[ 2025年11月13日(木) ]
昨夜はダスキン加盟店の忘年会が三原市でありました。議員時代は殆ど参加していなかったのですが、引退したので久々に参加させていただきました。駅前のホテルが会場だったのですが、駅前が相当に変わっていました。
市立図書館が出来ていましたが、1階には学生の学習スペースも完備されおりほぼ満席状態でした。その隣には食料品のフレスタが店舗を構えており、子どものお迎え前にお買い物という感じで、庄原のジョイフルと同じスタイルだなと思いました。庄原は田園文化センターが少し離れていますが、ほぼ同じコンセプトです。
そのフレスタの隣にはルートインがオープンしており私はここに宿泊しましたが、隣には251台収容の立体駐車場があり、ホテル宿泊者は24時間800円となっていました。庄原と根本的に何が違うかですが、新幹線の駅があることと、港があることです。ホテルの朝食時、「ここは外国?」って思う程のインバウンドの人たちがいました。
行きは尾道松江線でしたが今朝は世羅経由で帰ってきました。久しぶりのワインディングロードに、懐かしさえ覚えました。道ができれば人の動きが変わると良く言われますが、正にそうです。走る車の台数も少なく、何となく寂れた雰囲気も感じながら、「ぽつんと庄原市」に帰ってきました。
「役所のしくみ」は、参考書[ 2025年11月12日(水) ]
昨日の続きですが、「役所のしくみ」を読み終えました。非常に上手く役所の役割分担を纏められている、参考書的な内容だと思います。私の20年間の議員生活で学んだこと以上のことが網羅されています。
明石市長だった泉さんは超有名ですが、中山間地域にある自治体には明石市の事例をそのまま当てはめることは難しいですが、浜田市の久保田さんの事例は直ぐにでも真似れる事例ばかりでした。詳しい内容は「役所のしくみ」を購入して読んでいただければ分かりますが、新聞感覚で読めます。
私は首長だけでなく、市の職員さんや議員の皆さんにもお勧めします。当然、市民の皆さんにもお勧めで、役所の仕組みを理解いただければ、選挙の投票行動にも変化が生まれると思います。兎に角、読んでみて下さい!
「役所のしくみ」[ 2025年11月11日(火) ]
この10月まで島根県浜田市の市長をされていた久保田章市さんが書かれた「役所のしくみ」を読んでいます。久保田さんは浜田市生まれで、現在の三菱UFJ銀行勤務を経て大学教授をされ、Uターンして市長になられ人です。
月刊「ガバナンス」11月号自治・地域のミライに久保田さんの記事があり、読ませていただくと、こんな市長さんもいるんだなと思いました。彼は市役所に入るまで役所のことは殆ど知らなかったそうですが、現場で一つ一つ学んでいかれる中から久保田流の市政運営を確立されていかれた様に感じます。
「人口減少が進む中でも、人口を増やすような政策を決してギブアップしない」と冒頭に書かれていましたが、私が議員時代に浜田市には何度となく勉強に行っているのですが、20年前に最初に行った時の印象は、「堅い、暗い浜田市」という印象でしたが、今にして思えば、久保田市長になってからはドンドン明るくなりました。
浜田駅前にはルートイン、グリーンリッチ、東横INN等のビジネスホテルがこの数年で一気にオープンしました。市議会にも広報紙の勉強でお邪魔しましたが、WEB版の導入など先進的取り組みを学ぶことができました。合併後遺症で地盤沈下していた浜田市を生まれ変わらせたのが久保田さんだといえます。
ということで、「役所のしくみ」を購入して読んでみて下さい。役所の仕事について分かりやすく書かれています。日本経済新聞出版、定価990円です。お求めは庄原市の本屋「ほなび」でお願いします。
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