国会が揉めている

[ 2025年12月5日(金) ]

自民党のなりふり構わぬ政権運営には呆れる。公明党が連立から離脱した最大の理由は、政治資金(裏金)問題だったのだが、議員定数削減を全面に出して野党を翻弄している様に思える。

公明党の斎藤さんが珍しく語気を強めて怒っていましたね。そんな公明党に立憲民主党からお誘いが来ているみたいですが、立憲は寄せ集め集団ですか?話をもとに戻して、自民党には節操が無くなったみたいです。衆議院の議員定数削減の提案も根拠はなく、兎に角、1割削減で押し通すみたいです。

台湾問題で日本を孤立化しようと中国は動いているみたいですが、外交も突破口が全く見えてこず、長引くだけでは済まないことになりそうです。プーチンさんがインドを訪問するそうですが、BRICSとしての動きではなく、ロシア産原油を巡る交渉みたいですが、日本もサハリン沖の天然ガスをどうするのでしょうか。

ロシアがウクライナに侵攻したことで世界秩序がぐちゃぐちゃになりました。食料問題やエネルギー問題も一気に噴出で、調整する人がいません。プーチン、トランプ、習近平の3人で世界を支配するのでしょうか。やったもん勝ちの世界には夢なんてありません。これまでの歴史が証明しています。

漆の苗木が届く

[ 2025年12月4日(木) ]

昨日から急に寒くなりましたが、今朝は一気に冬景色となりました。暑い暑いが寒い寒いになり、身体がついていけない感じです。そんな寒い朝に福井から漆の苗木が届きましたので、日曜日は苗木の植付け作業です。

漆1000本を目指しているのですが、思う様に生育してくれません。植える圃場との相性というか、適地と思って植えても枯れたり殆ど成長しなかったりと、試行錯誤しながらの漆栽培です。丹波漆の人も言っていますが、どこが敵地なのか分からないと。まあ、良質な漆液が採れるまで15年からかかるのですから、まだまだです。

岩手県の浄法寺漆は有名で国産漆の8割を生産していますが、産業としての漆ですから適地適作なんでしょうね。戦前、岡山県から広島県にかけては漆の生産地が点在していましたので、やって出来ないことはないと思っています。今回は、開墾していない地拵えしただけの山に植えてみます。

これも丹波漆で聞いたことですが、休耕田に植えた漆は4年は良く成長するが、5年目に枯れるというお話です。我々も休耕田に植えましたが、構造改善してから一度も稲を植えたことがなく牧草を40年近く植えていた所なので、これもワクワクしながら草刈作業をしています。

いよいよ来年からは分根による苗つくりを始めます。鹿の食害対策の忌避剤散布も日曜日に行いますが、正に試行錯誤です。製造メーカーも漆での実績はないという代物ですが、カタログに有効と書くかな?こんな感じですから、漆を植える人がいないのも分かりますね。

 

議員定数について

[ 2025年12月3日(水) ]

衆議院議員定数削減の話題が連日報道されていますが、確かに皆さんが言われる通り削減数の根拠はありません。法案では、現在の定数465人の1割を目標とし、420人を超えない範囲とすることから、45人になるとか。

では実際にどうなるのかは、「これから」となります。衆議院が解散せずに任期満了(令和10年10月)に伴う衆議院選を念頭においているそうですが、自民と維新は結論がでなければ自動的に定数が削減される「プログラム法案」の成立を目指しているのだそうです。過半数を確保すると強気になりますね。

国会の話はこの程度にして、過去3度、定数減を議論して実際に減員した庄原市議会のお話をさせていただくと、平成17年は合併特例で33人の議員でスタートしましたが、合併前は総数が82人だったのです。平成19年、合併前のみなし定数26人を社会情勢を考慮し25人に条例改正しました。

2度目は平成24年、私が議会改革特別委員会委員長として、25人を20人、政務活動費月額3万円を導入しました。3度目は令和7年、私が議員定数及び議員報酬調査特別委員会の委員(議長)として、20人を19人、議員報酬を月額2.5万円増額としました。私が独りでした訳ではなく、最終的には本会議で条例改正を可決しています。

委員会では侃侃諤諤の議論を重ねたことは事実ですが、議員定数、議員報酬、政務活動費は市民の関心が高いのも事実ですが、算定根拠が無いのも事実です。ですから、近隣の市町を参考にするから、似たり寄ったりとなります。議員を辞めたから大きな声で言えますが、問題は「議員の資質」にありです。

 

 

knowroute(のるーと)

[ 2025年12月2日(火) ]

昨日から三次市でAIを活用したオンデマンドバス「のるーと三次」の実証が始まりました。「のるーと」とは、タイトルに書いた通り、「know route」は、AIが道を知っているよという意味みたいです。

全国で60位の自治体で既に運行されているそうですが、そもそもは、西鉄(西日本鉄道)さんがが開発主体となって出来上がったシステムみたいです。以前、福岡市に行った時、西鉄バスが常時走っている様に思える程、次から次にバスがやってきていました。それと料金が150円だったかな?安かった。

長野県塩尻市が「のるーと」を導入した際の記録的ホームページがありましたので、←クリックして読んでみて下さい。今回の三次市の場合、備北交通と市内のタクシー会社3社が連携して運行するそうですが、将来的な地域公共交通を考えると交通事業者の生き残り策のひとつかも知れません。

「のるーと」の専用アプリをダウンロードして登録(予約)を試みましたが、今は電話による予約しかできないみたいです。三次市の場合、支払いは当面は現金でお願いしますとなっていますが、スマホ決済も可能だそうです。ちなみに運賃は、大人300円、高校生まで150円だそうです。

物流問題に思う

[ 2025年12月1日(月) ]

ブラックフライデーとかいうセールスのお蔭で物流が滞っている。お掃除道具が届かず既製品を改造して何とか凌げたが、商品の遅れも出ており、物流問題は経済成長のアキレス腱となる可能性を秘めている。

我社みたいな零細企業でも影響が出ているのだから大手はやり繰りが大変だと想像します。アサヒビールやアスクルがサイバー攻撃を受けた影響もあり物流網が麻痺しているのかもしれません。そして、日本郵政問題がやはり影を落としています。全国で何千台という日本郵政の車が止まっているのですから。

これまでヤマト運輸や佐川急便などで荷物は早ければ注文の翌日には届くことが当たり前と思っていたのですが、ひとたび物流網にバグが発生すると想像以上に停滞してきます。それに追い打ちを掛けたのが、冒頭のブラックフライデーです。猫も杓子も、「バーゲン、バーゲン」と呼びこみました。

今回のサイバー攻撃では身代金は支払わず、新たな高度なセキュリティーシステムを構築するそうですが、今更、電話とFAXで対応なんてできませんし、そのやり方を知っている人は化石です。これからはAIが全ての業種で活躍するのでしょうが、過度な依存は社会が止まることを肝に銘じるべきです。

何でもかでも、計画通りにということにはなりません。エアバス社の飛行機のプログラムを修正しなければならなかった原因が太陽であったとは、驚きでした。