― はやし高正が日々の気になる出来事に関することを書いています
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ガバナンス12月号[ 2025年12月25日(木) ]
これまでの年末は挨拶回りや忘年会、事務所の整理と忙しく動き回っていましたが、今年は自分の部屋で本を読んだりしながらゆったりと過ごしています。
ガバナンス12月号「地域経営シンカ論」に早稲田大学デモクラシー創造研究所の中村健さんが【外部事業者委託資料を鵜呑みにしない】と題して書かれた記事を読みましたが、外部事業者が作った資料は大抵良く出来ているのですが、何故その数値になっているのかという肝心な部分には触れられていない、表面的な分析であると。
地域の実情というものは、アンケートや表面的データではなく地域に足を運び生の声を聞き、集会等にも参加して生活者の視点で物事を見ないと数字の背景は理解できないとありますが、その通りだと私も思います。行政計画は地域の羅針盤と表現されていますが、地域の未来を決める計画であり、羅針盤が狂えば誤った方向に進みます。
これ以上書けば著作権の問題もあり、この程度に留めますが、是非、ガバナンス12月号を購入して読んでみて下さい。彼は庄原市議会や北部3市の議員勉強会にも来ていただいていますので、いつも気にかけている存在ですが、北川さんの後継者という雰囲気を感じています。
行政が求められているのは、「主体性」「検証力」「地域理解」「対話力」の4つのチカラであると纏められていますが、それっぽい資料では羅針盤にはなりません。
あれから半年[ 2025年12月24日(水) ]
6月24日に発生した東城町粟田の殺人事件ですが、早いもので半年経ちました。これといった手掛かりはなく、集落の人たちも不安な年の瀬を迎えようとしています。
都市部にはかなりの数の防犯カメラが設置されていますので事件の容疑者が特定されやすいと言えますが、田舎では家と家の間隔が広く信号機のある交差点に防犯カメラがある程度です。今回の殺人事件は、田舎には田舎の防犯の仕組みが必要ということを教えてくれた様に思います。
鍵をかけなさいと言われますが、戸ごとに鍵をかけている家庭は少ないのではないでしょうか。また、鍵をかけていても壊されて強盗に入られることも多い昨今です。かなり前の話ですが、強盗で捕まった犯人が、「林さんの事務所に入ろうとしたら電灯がついたので慌てて逃げた」と言ったそうですが、センサーライトは今や常識ですね。
考えられる防犯としては、スマホに向かって「助けて」と叫べば、自動的に集落全員のスマホに、助けてと叫んだ人の声と顔が映るのはどうでしょう。何となくできそうですよね。それに併せて各戸のセンサーライトが一斉に点灯すればお昼でも、「何かが起こった」となるのではないでしょうか。当然ながら、警察にもね!
本当に物騒な世の中になってきましたが、一日も早い犯人逮捕を望みます。
日赤は大混雑[ 2025年12月22日(月) ]
今日も母親をつれて日赤でしたが、休み明けの月曜日と年末が重なり久々に大混雑でした。母親は泌尿器科で先週の検査結果を聞き、念のためにCT検査を受けましたが、膀胱炎の完治は難しいみたいです。
掛かり付け医の先生は、血尿が改善しないので癌を疑われて日赤に紹介状を書かれたのですが、癌は見つかりませんでした。結局、掛かり付け医と同じ薬が処方され、昼前に自宅に戻りましたが、車椅子に乗ったままでしたから疲れ果てていました。102歳にとって病院に行くことは苦行といえます。
待っている間に患者さんをそれとはなしに見ていると、泌尿器科を受診する男性は大抵が前立腺みたいでした。同じ階には耳鼻咽喉科もありますが、ここも今日は混雑していました。1階のホールには人が溢れており、27日から休診ですから今週はずっとこんな感じだと思います。
それにしても車椅子に乗った患者さんが多くなっています。私の母親もそうですが、自分では歩けない高齢者を家族が連れて来られるので、正面玄関内にある車椅子が出払ってしまうくらい利用されています。偶然、後輩に会ったのですが、「病気になっても病人になってはいけない」という彼の言葉に頷きました。
話は飛びますが、どうして庄原市は企業版ふるさと納税に積極的でないのでしょうか?お隣の神石高原町は頑張っています。見習えばどうですか?地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)について | 広島県・神石郡 神石高原町(じんせきこうげんちょう)行政サイト
農林業は国の根幹[ 2025年12月18日(木) ]
私は農家の生まれですが、農業で生計を立てたことはなく、兼業農家として稲作をしていたという感じです。子どもの頃から農作業の手伝いをしていたので何となくすることは分かっていました。
何でこんなことを書くかというと、漆の木を植える様になり稲作とはまるで違う作業の連続に、「稲作が楽だ」と思い始めたからです。農業は稲作に関しては栽培方法等が確立されており、順番に進めれば米になります。水が不足したとか、高温障害が発生したと言っても、何とか食える米はできてきました。
漆液が採れなかったら生活に困る人は誰でしょう?答えは、漆に関係する職業についている人たちです。これまでは中国から日本で使う漆液の殆どが入ってきていましたら、皆さん、気にも留めなかったのです。レアアースが中国から入らなくなるとアメリカも日本も、「何とかして下さい」とお願いするしかないのです。
米騒動が一段落した様に見えますが、稲作は自然を相手の環境整備の結果として米が生産されているのです。特に中山間地域での稲作は、溜池や水路の維持管理に相当の労力とお金をかけなければなりません。いくら米価が安いからといって維持管理をええ加減にすることはできないのです。
稲作がやりやすい地域で米を作れば良いとお思いでしょうが、そうしてしまうと中山間地域は山に戻ります。ゲリラ豪雨を受け止める天然ダムが消えてしまったら、災害が頻発することは間違いありません。安い外国のお米を買って食べる日本になればどうなるか、想像できますよね。
議員バッジの重み[ 2025年12月17日(水) ]
今朝の中国新聞県北版【やまびこ】に「議員バッジの重み」と題した記事がありました。読まれた方も多いと思いますが、この前まで議員だった私としては、議会事務局ではなく議会として動くべきだと思います。
私は全ての報告書を期限までに提出したと胸を張って言える程ではありませんが、最低限のルールは守るべきです。問題は、期日までに書いて提出すればそれで終わりではなく、内容にあると思います。文章を書くのが得意な議員、不得手な議員でも、本質をついたものであれば構いません。
今にして思えば、各種報告書の書き方は各議員にお任せでしたから、委員長報告を議会事務局の職員に書かせていた(丸投げ)議員がいたのも事実です。私の議員1~2期時代は、議会の仕組みや執行部の仕組みを理解するために、兎に角、記録しました。確か総務の副委員長の時には、録音を聞きながらテープ起こしをしました。
私は先輩議員から、副委員長が記録するのが慣例だからと言われましたので、何故か副委員長ポストが続いたので、喜んで記録しては報告書に仕上げていましたが、本当に良い勉強になりました。私は時々の議会事務局の職員と報告書等の擦り合わせをする様にもしていました。これはお互いの勉強であり、客観性の担保にあります。
新人議員が多数当選した訳ですから、議会としての勉強会を議会が企画して実行すべきです。政治資金収支報告書の未提出も記事にありましたが、国会議員をとやかくいう資格はありません。決められたルールは守るが大原則です。議員としての自覚を!
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