空き家活用

[ 2009年9月13日(日) ]

昨日は広島県内から、正式名称は難しかったので覚えていませんが、建築関係の学会に属する大学の先生たちや、県庁職員、ある町の職員さん、コンサル会社の人や、兎に角、色々な人たちが板橋の空き家に集まって会議を開いたのです。

板橋さとやま学びの森入り口にある空き家を拠点化して、空き家の利活用を積極的に考えようという趣旨での会議でした。地元の関係者も家主を含め10名くらい参加して、活発な議論が展開されました。家族が増え、手狭になったこともあり、かなり古い家だったので、つい近所に8年前に新築されて出られたので空き家となったものです。家主が、「これほどきれいになっているとは思いませんでした」と驚いていましたが、本当に住める状態になっています。

会議は1時間半で終わり、大懇親会の始まりです。居酒屋の親父を呼んできて、移動居酒屋をしましたので、皆さん大満足!比婆牛やイノシシの肉、わにの刺身、鮎の塩焼きなどがガンガン出てくるのです。呉市内から来ていた大学の先生は、「泊まる事にしました」と言い出す始末です。空き家に泊まることも研究のテーマですから、6名プラス1名で、7名がお泊りになったのです。早速、広島市内の学生が10月に田舎暮らし体験に来ることが決まっていました。

地元の人たちも、お酒が入るほどに、大学の先生と聞いただけで遠慮していたようですが、和気藹々と酌み交わしていました。本気でわが町の将来を語り合いました。大学の先生が、「これほど、自治ということが実践されている現場を見て、驚いた」と言われました。県の職員さんも、「恐らく、広島県内では1番だろう」と、持ち上げてくださいました。そこで、永山忠則先生の過去のお話をしてあげると、「それで、納得できました」とうなずかれたのです。

つまり、永山先生が地元に帰られると、青年を集めては自治について講義しておられたのです。門下生は、現在では70代から80代になっておられますが、敷信自治振興区の基礎を作られたのは間違いなく彼らです。次回は、学会の先生たちがこの家に宿泊して、学会を開かれることも決まりました。面白くなってきました。