生活者

[ 2009年9月8日(火) ]

今日は教育民生常任委員会が所管する「社会福祉課」、「市民生活課」、「女性児童課」の平成20年度の決算審査を行いました。決算審査とは、予算執行の実績や結果について審査することをいいます。

市民生活に直結したものばかりを審査したのですが、期待された行政効果は達成されたのかということに力点をおいて私は審査しました。血税を投入して各種事業を行ったわけですから、効果が確認できないものについては、厳しい発言にもなります。本当に苦しい財政状況の中での事業執行ですが、今日の3課についてはもっとお金をつけてやって欲しいというのが本音でした。

福祉タクシー券のことで議論がありましたが、「もっと券を発行して欲しい」という人がいれば、未使用券も相当にありるという現実。正に、千差万別です。生活保護も、「頑張ります」と言って辞退した人が2名ありました。保育料を払わない保護者もいます。規範意識の欠如と言えばそれまでですが、何とかならんのかとの思いを強くしました。相談に乗るだけでは解決しない事例が多くありました。

いつの時代も同じことが繰り返されてきたのでしょうが、でも、みんな助け合って頑張っていたように思います。家族が助け合うのは当たり前だと私は思いますが、自分たちの生活で手一杯だから援助できないと。親の面倒を見るのは子の務めと私は理解していますし、お金だけの世の中ではないはずです。どこまでが最低保証なのかという認識の差も感じます。

今日の内容は、政治で決まることばかりでした。つまり、制度ということです。