― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2007年7月19日(木) ]
昨夜、「敷信地区市政懇談会」が開催されました。参加者は役員と地区来賓を含めて40数名というボチボチの人数での懇談会となりました。庄原市は市長以下、担当部課長が揃踏みでした。
市側の一応の説明を受けて質疑応答となったのですが、低調な議論で終わったなと言うのが私の感想です。「どうせ言っても駄目だから」という雰囲気が充満していました。最後に発言された方の、「長期総合計画の、どこが元気なのか教えてください。出来ないことまで計画に載せる必要があるのか云々」には、これが市民の本音です。
市長の発言にはうなずけますが、聞けば聞くほど悲しくなります。本当に庄原市は八方塞なのでしょうか。今朝の中国新聞に載っていた作木の記事を読んで、「中山間モデル地区」にすべきと感じました。全てのビジネスモデルは東京にしかないのでしょうか。牛を飼いながら棚田で米を作る地区があることは犯罪ですか。何もかも取り上げることこそ犯罪です。
集中と選択の意味が分かっていないのか、同じ失敗を繰り返している行政。牛を飼ったことがない人間が、米を作ったことがない人が、机の上で考えている現実を考えると、間違いなく農業は無くなる方向です。このままでは駄目になるのではなく、駄目にしているのです。そして、その次にやってくるのは自由化という名での企業参入です。
こんなことは市政懇談会で議論できる問題でもありませんが、懇談できる内容を超えた問題ばかり抱えている我々ということがいえます。庄原市のフレーム(枠)を示すには、あの長期総合計画はいただけません。今、何ができるかということを示すべきだと私は思います。
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