戦没者追悼式

[ 2016年8月24日(水) ]

今日は庄原市民会館で、「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」が開催されました。昔は、戦没者追悼式だけだったのですが、遺族が高齢となってきた時分から、合唱や吹奏楽などが加わり小学生、中学生、高校生、一般参加の平和祈念式典も加わりました。

私も議員となり追悼式に参加する様になったのですが、それまでは毎年、母が参列していました。母の弟が特攻隊で亡くなっており、祖母が存命中は慰霊祭(昔はこう呼んでいた)にお参りしたいましたが、没後は母がお参りする様になりました。そして、私が議員となると、私が母と交代した格好です。

戦後71年が経過しましたので、戦争体験者も本当に少なくなってきました。今日の追悼式の壇上の来賓の方々で、戦地に行かれていた方は皆無だと思います。殆どの人は戦後生まれであったのではないでしょうか。戦争を語ることができる戦争体験者がいなくなることを戦後は終わったとか風化すると言う人がありますが、今でも地球上から戦争は無くなっていません。

戦争したことを忘れてはいけません。尊い代償を払ったから平和になったのではありません。私は、各地でバラバラに追悼式が行われている現状はやはりおかしいのではないかと思います。私は、8月15日の終戦記念日に慰霊祭が一番妥当と考えます。