庄原市日中親善協会

[ 2016年7月8日(金) ]

昨夜は、第28回庄原市日中親善協会理事会総会が開催されました。色んないきさつから体制を一新することになり、これまでの副会長と理事は全員、退任となりました。これで意思決定が早くなります。

そもそも、この親善協会は官主導で作られた組織です。広島県と四川省が友好協定を締結したのをご縁に、中国の農業実習生を伝習農場(今の農業技術大学校)に県費で留学させる事業が始まりました。その時、農家にホームステイしながら農畜産業を学ぶこともあり、受け皿団体として親善協会が作られたのです。ですから、未だに事務局は市役所内にあります。

私も当時のことを覚えていますが、最初の頃は、は四川省のトップクラスの人たち(役人)が留学生として来ていましたので、帰国後は出世間違いなしですから本気で勉学に励んでいました。それが段々と普通の人が来るようになり、庄原で学ぶことは無くなったと判断されたのか、留学生は来なくなりました。

当時の教官の一人は、今でも教え子に呼ばれて四川省に行っているそうです。親身になってお世話をされていたことが伺えます。ですから、親善協会は名ばかりに団体になってしまっていたので、今回、仲間で相談して体制を一新した次第です。これからは、本当の意味で親善となるように頑張っていきます。