どうなる 西城市民病院

[ 2007年7月7日(土) ]

昨日の議員全員協議会に西城市民病院のコンサルの結果を受けて、今後についての報告がありました。教育民生常任委員会の時と全く同じ内容でした。

誰が経営責任者なのか明確にする必要があります。病院側に任せていたのではないと思いますが、これまでの経営はまるでデタラメと言われても仕方ないというものです。これからは、市が積極関与することが重要であり、経営再建は待ったなしです。精神科医の来年3月退任の報道以来、患者家族に不安が走っているようです。

風評というものは止めることができない厄介なものです。「あの病院の先生はええよ」という噂が立てば、「私も行ってみよう」となるのですが、「あの先生の見立てはいけんげな」となると、「中央病院がええね」と、直になってしまうようです。そういいながら、病院を選べない高齢者はどうなるのでしょう。

地域医療ということばがよく使われますが、医療機関があればいいというものでもありません。住民に必要とされる病院でなければ、存続さえ危うくなってきます。今回のコンサルの最大の欠点は、市民サイドの提言が一切なされていないことです。病院経営ありきのみで、「どうすれば存続できるか」の1点のみです。市民に支持される病院でないと生き残れないということがまるで分かっておられません。

どうも私を誤解されている市民や病院関係者が多いようなので、もう一度、声を大にして言います。私は西城市民病院を潰すとか、診療所にするとかではなく、市民に支持される病院に改革して存続させます。そのためには経営形態等の変更等は当然にあります。皆さん、医療を取り巻く環境は、絶えず変化しています。庄原日赤さん、大丈夫ですか?