DMO勉強会

[ 2016年2月15日(月) ]

今日は産業建設常任委員会で、DMOに関する勉強会を開催しました。講師は広島銀行のシニアエコノミストにおいでいただき、実際に今、動いているプロジェクトのお話を聞きながら、概念から実態へと実学を学ぶことができました。

今回の会派の視察でもDMOの勉強も一つの柱だったのですが、行政、鉄道会社、バス会社、ホテルなどの全てが結合しているバイエルン州の取組は非常に新鮮であり衝撃的でした。日本でも有名なロマンチック街道もDMOの成功例であり、スイスアルプス地方のDMOはドイツ・オーストリアとの連携で成り立っています。

今日の講師が、「どこの山か誰も興味はない」と言われたのが面白かったですね。比和であろうが、西城であろうが、東城であろうが、山を楽しむ人には「山」なんだということです。山を楽しみたい人のお手伝いは表に出ず、黒子に徹するのだが、仕組みはしっかりと整えることがDMOだと私は思います。

広島発の芸備線に前から言っている様に、自転車を積んだりスキーを積んだりできる車両を1両接続して三次からワンマンになろうと構わないから、西城の比婆山駅往復2000円程度の料金設定(3日間程度有効)とし、生活交通と連動して県民の森までバスを走らせるのです。自転車で行きたい人は自転車でね。

JRがそんな低料金で運行する訳がなかろうと言われる方に、相談してみないと分かりませんよね。DMOも交渉事で成り立つ仕組みです。