議員の責務

[ 2009年3月11日(水) ]

昨日のブログに対するコメントを読んで、実は複雑な気持ちになりました。「私は反対したかった」という議員さんも当然いたはずです。でも、賛成できなかった理由はあるのでしょう。そこが問題なんですね。

選ばれた議員が、独善の議員になるかならないかの分かれ目は、「志」の問題だろうと私は思います。どれほど理由をつけようと、どれほど弁明しようと、結果は結果です。地域事業もあるのだから、補正予算全てを否定することは出来ないという議員さんもありました。その地域事業の採択の過程の透明性は確保されているのでしょうか。

鮎の里(39232千円)や三坂小学校(47140千円)の大規模改修は本当に必要な投資なのでしょうか。事業計画が示されていない、どこが景気浮揚になるのでしょうか。あげればきりがありません。単語を選びながら書いているのですが、感情のコントロールが難しいですね。全ては、執行者の権限で作られた補正予算だからです。バラマキ以外の何者でもありません。

三坂にいたっては、利用が見込まれるのは、夏場の7月8月の2ヶ月という説明でした。どう説明を尽くしても、正当性を主張できるものではありません。山楽荘の問題だけが一人歩きしていますが、理解できない事業が多すぎます。「林だけがいいこぶっている」と言われるのなら、自信を持って賛成したと堂々と住民に説明責任を果たしてください。それが、選ばれた議員の責務です。