広島県内消防団 合同防災訓練

[ 2015年5月30日(土) ]

全国で初めての県内消防団が合同で行う防災訓練が三次市の十日市親水公園で開催されました。昨年の広島市土砂災害を教訓に広島県「みんなで減災」県民総ぐるみ運動を展開中ですが、今回の訓練はその取り組みの具現化の一つです。

ときどき写真日記に開会式の模様を少しだけ載せていますが、女性消防団員も多数参加されていましたし、東広島市の広島国際大学の女子学生消防団員による可搬ポンプ操法の実演もありました。つまり、運動に取り組む主体は、県民一人一人、自主防災組織や消防団、地域で活動する方々、事業者、行政など、みんなです。

避難所の運営訓練や応急救護所設置・応急手当訓練、遠距離送水訓練など、広域での消防団連携の訓練が初めて実現しました。遠路を各地の消防団の団員が三次に集い訓練することは本当に画期的な取組だと思います。東日本大震災時の課題に消防団の広域連携が挙げられていたそうです、その先駆けと表現されていました。

出来そうでできていなかった合同訓練だったそうですが、広島市の消防ヘリも訓練に参加し、本番さながらの搬送を目の当たりにすることができました。そして、最後は呉市消防団はしご隊によるはしご乗りの演技を見せていただきましたが、素晴らしい技に、拍手喝采でした。消防団の心意気を感じた今回の合同防災訓練です。