道州制

[ 2009年2月5日(木) ]

一昨日から道州制のことをブログネタにしたら、ヒット数がうなぎのぼりになっています。皆さんの関心が高いのか、まるでご存知なかったのかのどちらかでしょう。

相当前から道州制の議論はされてきていたのですが、この景気後退を受けて一気に盛んにあるのではと私は勝手に思っています。つまり何度も書いていますが、経済の仕組みや政治の仕組みが制度疲労を起こして対処療法ではもはや再生不可能になってきているからです。今日のある新聞会社の調査で、小泉さんが首相にふさわしいという回答が一番だったとネットに載っていました。

つまり、「ぶっ壊す」というフレーズが国民の脳裏に焼きついているということと、この国はぶっ壊すくらいの改革をしないともう限界だということを国民が感じているのだろうと思います。2015年とか18年という数字が一人歩きをしていますが、それは、合併特例債の償還が始まることともリンクしています。つまり基礎自治体の交付税が相当に落ち込み、またも合併の大合唱がおきるでしょう。

これまでと同じことを繰り返している市町は間違いなく、「倒産」します。県も同じことが言えますから、県と県の合併となります。財政だけとれば、合併して延命となるのですが、行政となれば話は別です。末端の市町は置き去り状態の役人のための合併で、住民の住めない地域が拡大していきます。そんなことはないでしょうと思いたいけど、平成の大合併が正にそうですよね。

江戸から明治に変わったときのダイナミズムを思い起こしてみてください。140年前は廃藩置県でしたが今度は、廃県置州として中央集権を打破する必要があります。基礎自治体の基礎である、自治振興区に予算も含めて権限委譲を開始すべしというのが私の考えです。今から議論を始めれば、2015年には間に合うでしょう。私は、決して突飛な話しではないと思って書いています。