道州制議論

[ 2009年2月4日(水) ]

昨日のシンポジュウムは私にとっては非常に有意義なものでした。詳しい内容を克明に書くことは出来ませんが、私が感じたところを少しだけ書いてみましょう。

この国の閉塞感を打破するには道州制はもってこいかもしれないと正直、感じました。規制緩和と声を大にして言ってもまるでできない現実。産業界も世界同時不況で、外国からの徹底をも検討している現実。そして、政治家にもなれない政治屋ばかりの現実。小泉さんじゃないけど、「国をぶっ潰す」くらいでないと、日本丸の再生は難しいのではないでしょうか。

昨日のパネリストの皆さんが全員言われていたことですが、道州制の議論と基礎自治体の頑張りは平行して進まなければならないと。州政府が誕生すれば、州法が制定されるべきですし、州知事も誕生します。仮に中国5県が中国州になれば、どうなるのか考えてみましょう。一番関心がある市町村の再編ですが、昨日の資料では、広島県内を7市に再編するとなっていました。庄原市は三次市と統合です。

道州制は、権限と財源の確保がなければ意味をなしませんし、東京一極集中を打破しないとそれも可能となりません。各州に本社や人が動けば、法人税も各州に落ちるようになります。(大きな話でまとまりがない点はお許し下さい)
基礎自治体が元気がない原因として、規制や補助金があげられます。中央政府の言うことを聞いていればいいので、自分たちで考えようとしないからです。

いきなり最後の挨拶の話になりますが、パナソニックの中村さんのこの言葉に感動しました。「地域の成長なくして中央の成長なし。そのためには自立した地域が必要です」。そうなんです、末端の自治振興なくして国の成長もないということだと私は解釈しました。枠組みがどう変わろうと、それぞれのふるさとに住む人々が主役であるということです。

まるでまとまらない文章になりましたが、これからの議論の高まりに期待しましょう。