確証を得た視察

[ 2015年2月25日(水) ]

今回は、熊本県水俣市と大分県日田市を視察地に選び、会派として追いかけている環境問題を中心に勉強してきました。水俣病の今も続いている悲惨な現状には心が痛みましたが、水俣市は環境先進地に生まれ変わっています。

水俣市の環境問題への取り組みは全国でもトップレベルとは聞いていましたが、ゴミの24分別には度肝を抜かれました。ゴミを資源として徹底的に再利用することを実践されています。私たちは瓶の再生工場を見せていただきましたが、出来たら良いなということを全て実践されている田中商店さんには、脱帽です。

どうして環境に取り組む必要があったのか、それは、水俣病です。市民の意識を変える必要があったからです。受け身だけでは物事は解決しないということが水俣病から分かったのだそうです。今では、水俣湾はきれいな澄んだ海になっていますが、当時の水銀を含んだ汚染土は埋め立て地に残っています。

日田市では、生ごみを主原料としたバイオガス発電を視察しましたが、視察に来た自治体で同様の事業を始めた自治体は皆無だとおっしゃっていましたが、庄原市でもやってみたいすね。良いことずくめなのに何でしないのだろう?当時の市長が素晴らしかったから出来たでは、違う気がするな。

そして、日本フォレストさんが運営されているグリーン発電大分を視察した訳ですが、発電規模以外はほぼ私の理想形でした。荒れた山を何とかしたいという社長の思いからスタートした事業だそうですが、営利抜きの事業と感じました。それは、しっかりとした本業があるからこそ可能となるのです。日本フォレスト