超充実でした

[ 2014年11月29日(土) ]

秋田・岩手への会派視察は、超充実でした。往復20時間からかけて行った訳ですから、何もなかったでは政務活動費の有効活用とはなりませんが、追いかけているバイオマス発電の問題点も明らかになってきました。

今回はチップ発電の成功例と失敗例をつぶさに視察させてもらったのですが、成功例は、計画段階からしっかりと大学や企業を入れて研究されていました。失敗例は、国の補助金目当てに技術の確立されていないチップによるガス化発電をメーカー主導で行ったものでした。この違いは大変大きく、多くの示唆をいただきました。

この2カ所の発電所での統一見解として、「成否のカギを握るのは、チップの含水率である」ということでした。その他細々としたことは沢山ありますが、既に頭の中では発電所が動き始めています。小岩井農場にあるメタンガス発電施設では、食物残渣などの産業廃棄物と糞尿が上手くミックスされている現場を見ることができました。

国の減反政策に呼応して飼料米や飼料稲を作る際の肥料をメタンガス発生後の消化液(液肥)で賄えばと考えます。飼料ですので、食味は問題ではなく、コスト重視ですからうってつけだと思います。ドイツ方式であれば、栽培した飼料をメタンガスの糖化発酵用に購入する直接支払制度を導入することも考えられます。

紫波町のオガールプロジェクトは明日のブログで紹介することとします。