― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年10月3日(金) ]
これまでも言われてきたことですが、住みやすいまちというか、持続可能なまちづくりとか、住民に納得して住んでもらえるまちでないと生き残れなくなると思います。つまり、自治体間の住民獲得競争が激化するというお話です。
生まれ育ったまちだから一生涯住み続けるということが当たり前だとする考え方が少しずつ変化してきている気がしています。北海道の伊達市に視察に行った時、ほぼ全国から移住者が来られていますという説明を受けました。北海道でありながら暖流の影響で雪も殆ど降らず、気候も穏やかですので、道内からも終の住処を求めて移住する人が多いのです。
一時はこのまちも人口流出でさびれたのですが、あらゆる立場の若者が集まって勉強会を立ち上げ、まちの再生計画を立てて行動に移したのです。旗振り役は市長ですが、正に全員野球でした。移住者用の体験住宅を建築し、高齢者用の安心安全住宅を整備していきました。高齢者が増えると介護する人が必要になり、専門学校もできました。
徐々に人口が増えてくると、飲食街が形成されてきました。近隣からスーパーに買い物に来たり、食事に来る人も増えてきます。移住者の多くは公務員OBとも聞きました。学校の先生や警察官が、転勤で伊達市に来た時に、「将来はここに住みたいな」って思い始めるのだそうです。仕掛けは当然あったとは思いますが、住む気にさせる何かがあることは事実です。
さあ、しょうばら一番、「しょうばらは全国でいちばん住みやすいまちじゃ」って言ってみたいね (^_^メ)
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