― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年6月17日(火) ]
先日、安倍総理が鳥取・島根を視察に来られた時、地域おこし協力隊員を現在の3倍の3000人にすると発言されたことが新聞に載っていましたが、我が庄原市の5人の地域おこし協力隊員はどうなっているんだろう。
一定の経験を積んだ仕事であれば即戦力としてバリバリやれるでしょうが、やったこともない仕事を与えられ、「どうぞ、ご自由に」では段々とモチベーションも下がるのではないでしょうか。私は、隊員は育てるという視点が重要だと思っています。どんなに能力があろうが、未知の土地で経験したこともない仕事をすることは想像以上に大変です。
何でも相談できる人がいれば心強いでしょうが、「こんなことも分からないのか」って態度で接しられるとメゲますよね。特に田舎独特の物事の進め方が理解できずに会合などに呼ばれれば、「宇宙にきたのか」って悩みます。笑ってごまかすしか手がないと諦めたのでは前に進むことはできませんが、現実はそうかも知れません。
お隣の神石高原町では協力隊員を束ねる統括官という専門員がいます。彼が地域と隊員を上手くコーディネートする潤滑油の働きをしているのです。地域課題を探りながら、隊員の自由発想も尊重しながら、どうしたら地域が元気になるかと共に考え行動していきます。飲み会も重要な要素で、時には町長と一緒にノミュニュケーションしています。
自分の息子や娘ができたと思って接すれば腹も立たないでしょう。こんなことも分からない息子と娘です。
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