松茸

[ 2008年10月23日(木) ]

去年は1回も食べれなかった松茸だが、今年は量は少しだが、5日連続で食べることができた。食べたといってもお吸い物が殆どであるが、昨日は親戚で貰った松茸で松茸たっぷりご飯をいただいた。

今も昼食を頂きながら、松茸の話題になったのだが、時代の流れを感じずにはおれない。我々の年代にとって、松茸は決して高級という部類ではないが、年に何度かは口に入れることができるものであったが、若者にとっては、値段の割には美味しくないということのようだ。

しかし、若い人は、そもそも松茸を食べる機会が少なくなっており、何故にこれほど高いのかというのが先にくるようである。昔の、北海道のニシンと同じかもしれない。山の松が枯れていっている状況を見れば、近い将来、松茸は食べれなくなるのは確実と思える。

ここで羨ましいお話をしましょう。今から30年以上前のことですが、親父が「山が松茸だらけだ」と興奮して帰ってきました。私は中学生の時に、学校の裏山で小さな松茸を1本取ったことがあるだけで、ナバというものをこいだことはありませんでした。親父と山に行ってみると、本当に松茸だらけなんです。そして、松茸はもういらんというほど、食べたり、ご近所に分けて歩きました。

しかし、翌年からは、まったくはえなくなりました。日本まんが昔話みたいな話ですが、これは本当に私が経験した事実なのです。昔から、香り松茸、味しめじと言いますが、私はあの独特の歯ごたえというか、食感が好きです。今年は、まだまだ松茸は出てくると思いますが、食べれるうちに記憶にとどめておきたいと思います。比婆牛も、こういう世界になるのかなあ??