学生と掃除をする

[ 2008年10月14日(火) ]

今年の生徒さんは昨年も参加していた人が多く残っており、本当にスムースにお掃除をすることができました。参加した生徒さんたちは、日本語学科なのですが、日本語のレベルが少し落ちたように私は感じました。

10年前の生徒さんは、「必死」に日本語を勉強するという姿勢が見えていましたが、やはり生活が裕福になってきているのだと思います。今回の通訳として同行したくれたこの大学の卒業生達を学生時代から知っていますが、彼らはもっともっと日本語が上手でしたね。ですから、全員、自分で起業したり、大手の日系企業に勤めています。なかなか、日本語を活用する仕事につくことは至難であるということも事実ですが。

しかし、皆さん、素直で、礼儀正しい生徒さんばかりでした。段々と、校風というものが出来てきているのだろうと思います。毎年、私たちを快く受け入れて下さる学校の代表者の方も今では書記になられており、10年という歴史を実感するというか、本当に、続けてきたことの成果を見るような気がしました。初めて中国に便所掃除に行った時は、「何で中国までくるのか」、自分でも分かりませんでしたが、10年経って初めて答えが出たように思います。続けてみないと見えない答えもあるということです。

実は私の中では、中国は一区切りと思っています。これからは、毎月開催できなくなっている地元の掃除に学ぶ会を立て直し、定例会を続けていきたいと思います。足下が決まらないで、中国ではダメですね。新しい会員さんもリクルートして、「庄原掃除に学ぶ会」をもう一度構築していきます。そう、原点回帰です。