地元を語ろう

[ 2014年3月17日(月) ]

昨日は三次で広島県主催の「地もとーく」地元を語ろう、三次で語ろう。が開催されました。基調講演は県立大学開学から8年間いらした、現熊本大学 地域社会学 教授の徳野貞雄氏が「今、農山村に吹く風」と題してお話されました。何ともパワフルな先生で、度肝を抜かれました。

この催しは、広島県が中山間地域振興条例を昨年10月10日に制定したことを受けて県内各地に出向き条例制定の意義を説くことと、実際に地域で活動しておられる方々の事例発表をしていただき、その取り組みについて湯崎知事がコメンテーターとしてコメントを発します。県内10か所で取り組むとのお話でしたが、その第一歩を三次で語ろうとなったのです。

徳野先生のお話で一番面白かったのは、公共交通は自家用車じゃないかというものです。行政とバス会社とマスコミがこぞって、「公共交通を守ろう」と言っているだけで実際には自家用車で移動しているじゃないかと声を張り上げられました。そう言われると、会場の殆どの人は自家用車で来ておられましたね。それともう一つ、世帯と家族の不思議を語られましたが、正にその通りです。意地悪ですが、解説しません。

庄原市からは高野地域づくり未来塾 塾長の瀬尾二六氏の活性化の取り組みの紹介がありました。高野の逸品100プロジェクトのお話や、体験プログラムのお話など、全て住民の手作りで行ったことをパワーポイントを活用して説明されました。湯崎知事も道の駅たかのには何度も足を運んでいらっしゃるので、「素晴らしい取り組み」とコメントされました。

しかし、何度も言うけど、徳野先生の講演は刺激的だった。