ある作業所

[ 2007年6月18日(月) ]

口和町にある「ふれあい共同作業所くちわ」を訪問してきました。13名の利用者が通ってきて、木工製品を作ったり、アルミ缶を集めたり、野菜を作ったりしています。

私が高町の「かわせみの家」の施設長代行をしていた時代に、この作業所とのご縁ができました。県の緊急雇用創出事業というのがあり、かわせみの家が指導員を雇用して、近隣の無認可作業所に派遣するというものがあり、口和にも週に2日くらい派遣していたように記憶しています。

ここは廃校となった学校を改築した施設で、県内でも自前の運動場をもった作業所は、口和だけだと思います。そういうことで、環境は非常に立派なんですが、運営はご他聞にもれず「火の車」状態のようです。今は、無認可から小規模法人になっておられますが、内容はそれほど変わってはいないようです。

対等と言われながら、物言えぬ障害者を支援する人たちの給料が「すずめの涙」状態であったり、犠牲的精神に頼っている現実は、なんとも憤懣やるかたないものです。さらには、利用者の給料にいたっては、とても生活できるものではありません。年金問題がクローズアップされていますが、障害者年金すら支給されない障害者区分の人をだれが救済するのでしょうか。

直、愚痴になりますが、そんな作業所を何とかしたいという気持ちだけは人一倍強いのですが、気持ちだけではなんともできず、非常に悔しい思いをしています。残念!