野良犬と野良猫

[ 2007年6月17日(日) ]

近頃、「野良犬と野良猫」に関する苦情が多く寄せられるようになりました。1匹や2匹なら何てことないと言えば変ですが、かなりの数の犬や猫が野良になっています。

自分の力で飼えないのなら犬も猫も飼うべきではないと私は思います。挙句の果てが、「捨てる」という行為になったりするのです。一時の感情で動物を飼って、また、一時の感情で捨てる。「子供が飼うといったので」なんて、子供のせいにしている親がいますが、子供が飼えるわけないでしょ。飼うならそれなりの覚悟(責任)を持っていただきたい。

そして、どうしても飼えない状況になったのなら、絶対に捨てないでいただきたい。まず、引き取り手を探す。どうしても引き取り手がない場合には保健所等に相談し、対処すべきです。そんな飼い主の責任を放棄して捨てられた動物こそが悲劇です。

さらに、問題を複雑化しているのが、そうした動物に餌を与える人たちがいることです。動物愛護と、野良に餌を与えることは別物と私は考えます。可哀想と餌を与え続けていたら、気がつけば野良犬と野良猫のたまり場と化していたということが現実にあるのです。不衛生になり、ご近所を荒らしまわり、隣同士で不仲になるということが起きるのです。

常識の範囲でものごとが済まなくなった時代なんだと思います。「お前は本気で野良犬や野良猫のことを考えているんか」と、今朝も叱られました。「誰かが食いつかれて怪我でもすれば動くんか」とも言われました。「誰が責任をとるんなら」には、どうにも返答できませんでした。

皆様のご意見を頂きたいと思います。生活安全課にお願いしたら、「犬はつないで飼いましょう」というチラシを回覧してくれました。これが行政の限界?とは思いませんので、知恵をだしてみましょう。皆さんの知恵もかしてください。