中国の準備

[ 2008年10月6日(月) ]

9日から「第10回中国(北京・済南)掃除に学ぶ会」で中国に行ってきます。庄原から掃除道具のスポンジとタワシを持っていくことになっているので昨日から準備をしています。スポンジは衣服を入れる圧縮袋に入れてぺちゃんこにします。洗車用の大きなスポンジですから、それも60個ですからね。

今年もこの季節になりましたと言っても皆さんには関係ないことですが、今年も中国に便所掃除に行ってきます。普通の人の感覚からすると、旅費を払ってまで中国に便所掃除に行くということは理解できないものだろうと思います。今年は中国でオリンピックが開催されたので、また違う中国をみることができるのではないかと期待しています。

もう何年にもなるから正確な数字は忘れましたが、中国の学生さんを鍵山相談役が日本に招待されました。私が北京で指導した女学生の一人もその中にはいっていました。そして頑張って勉強して、京都の大学に留学して卒業して、今では結婚して大阪に住んでいます。来年1月1日に北京で結婚式を挙げることになっています。今でも私たち夫婦を、「お父さん、お母さん」よ呼んで慕ってくれています。大切な娘です。

私たちが行く時の通訳は留学生たちです。広島の私の師匠が身元引受人ですが、引き受ける条件は「掃除に学ぶ会」に参加することだけです。その留学生たちが結婚したり、子供が生まれたりしています。ですから、私たち掃除に学ぶ会は、中国との草の根交流をしているということでもあります。言い忘れましたが、中国で掃除する会場は、日本に留学してきた生徒の母校にいくことになっています。

ここで近頃の中国のトイレ事情のお話ですが、相対的に非常にきれいになってきています。クリーンキャンペーンの成果が出ているということでしょう。私たちは掃除に学ぶ会であるということをご理解いただきたいと思います。一心に便器を磨くことで得られる不思議な感覚こそが、私たちが続ける理由です。理屈ではありません。