― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年9月24日(水) ]
地元の板橋小学校で、教育研究会が開催されましたので行かせて頂き、研究発表を聞いて帰ってきたところです。板橋小学校が、【平成20・21年度 文部科学省「道徳教育実践研究事業」】指定校になっているのです。
研究主題は、「共感する力と思いやりの心を育てる道徳教育の創造」副主題~自己肯定感を高める道徳の授業づくりを通して~となっています。午後1時20分からの公開授業には保護者の皆さんも沢山おいでになり大変盛況でした。近頃の子供は積極的に発言しますが、順番に先生があてていくというスタイルはなく、勝手に立って待っていて、すきを見て発言するのです。もう少し鍛えれば、ディベートなんてなんのそのとなるような気がしました。
昔の道徳の時間と言えば、二宮金次郎だったのかな?山椒大夫だったかな?という感じで思い出します。今年が道徳教育50年とか言われていましたが、途中で消えてなくなっていた時代が相当にあるみたいですね。(自信を持って言えるほど知っているわけではないので、間違っていたらご指摘ください)6年生の授業を見た感じでは、修学旅行で夜更かしすることに対する質疑だったのですが、まともな意見ばかりの真面目な子供たちばかりでした。家庭でできているということを感じました。
児童発表では、板橋一心太鼓の披露と、全校生徒による合唱が行われ、保護者は「うっとり」でした。実留小学校と上谷小学校の生徒が板橋に4月から来ているのですが、まるで違和感は感じませんでした。広い地域となって、「地域で育てる」となるのかが、私には疑問です。学校をドイツの様に午前中にすれば地域で育てるはできますけど、地域に帰ってもお年寄りしかいない現実では無理ですね。
学校で何から何まで教育することは不可能です。道徳という概念は教え込むものでしょうか?果たして教え込めるものでしょうか?体験を通して自然などから学ぶということも言われていましたが、当たり前のことが当たり前でない現実があるのでしょう。親が我が子の命を殺める時代になり、「親が殺した」と連日の報道、マスコミの無責任感。親の教育も大いに必要と思う私です。
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