稲刈りになりません

[ 2013年9月7日(土) ]

我家の稲は早くから倒伏していますが、晴れの日が続きませんから稲刈りになりません。倒伏によって芽を切っていると思いますが、どうしようもありません。今日は朝から稲刈りをしている人もいましたが、軟弱地盤で相当に苦労されていました。

普段でも倒伏することが多いコシヒカリですが、今年は例年に比べると何倍もの面積で倒伏しています。中には既に芽を切っており、収量や品質が心配されるところです。今年の稲作は異常というか、除草剤が効かずひえだらけの田圃も相当に目につきます。稲作の意欲が落ちている証拠とも考えることが出来るのではないでしょうか。

ひえや草が多いとコンバインが詰まってしまい稲刈りなりません。私の知り合いの田圃も担い手のお母さんが体調を崩されて入院されていたので、草ボウボウ状態になっています。私の周りの農業従事者の平均年齢は70歳を超えていると思いますが、そんな人たちが農業を支えているのです。営農集団から法人化と営農形態は変わっていますが、基本は個人の農家ではないでしょうか。

私は兼業農家が日本の農業を支えていると普段から言っていますが、兼業だからこそ、収入に関係なく農業を続けることができるのです。誰が200万円からするトラクターを年に1週間しか使わないのに買いますか。大規模集約型農業で自立なんて、日本全体を見て広いとか狭いとか言うなら分かりますが、どの都道府県でも同じことを言うには無理があり過ぎると思われませんか。

とんだ、稲刈りのお話になりましたが、天候に左右されるのが農業です。その天候が異常になれば、農作物の価格は乱高下します。