オリンピック

[ 2008年8月13日(水) ]

昨日は柔道の女子選手が金メダルを獲得した映像を何度も何度も見た。一本勝ちにこだわってきたと自分でも言っていたが、本当にきれいな一本勝ちだった。北島の金メダルもそうだが、鮮やかな勝ち方を見ると、感動を超えた不思議な気持ちになる。

野口みづきさんの欠場が決まったけれど、彼女の無念さは想像を絶するものがあろう。2大会連続金メダルという重圧に押しつぶされそうになりながらも走り続けてきた彼女だったのだが、肉離れによる欠場という最悪のシナリオになってしまった。ケガと紙一重の練習をしていたと新聞には書いてあったが、そこまで自分を追い込まなければならないとは、凡人には理解できない。

柔道の彼女も連続金メダルだが、この4年間は地獄の苦しみだったようだ。腰が痛くて畳に立てない時期もあったとか。北島もプレッシャーに押しつぶされそうになった時期があったようだ。でも、世界新記録を樹立してしまった。競うことでの栄誉を求めるオリンピックは、肉体的に過酷な競技ではあるが、精神面での争いという面も強く感じる。最後は、コーチや監督の判断ではなく、選手自身の判断である。

アメリカの水泳選手で8冠獲得を全て世界新記録でと狙っている若者がいるが、どこからそれだけの肉体力や気力が出てくるのだろう。おそらく、オリンピックという言葉にその秘密は隠されているのではないだろうか。やはり、特別な大会なんだ。世界中から200カ国を超える国々が集まる、世界一のスポーツの祭典であることは間違いない。

いよいよ今晩は、庄原出身の金藤選手が平泳ぎ200メートルに出場する。スピード社製の水着を着ずに泳ぐそうだが、大番狂わせで、予選突破を期待したい。実は、毎晩遅くまでテレビ観戦で、少々くたびれています。