公共交通機関

[ 2008年8月12日(火) ]

今朝、新聞を読んでいて凄く疑問にというか、どうしてこんな記事が載るのかと不思議に感じたものがある。それは、JRについての記事というか記者の感想だったのだが、JRの努力不足という内容だった。

どうしてここまで田舎のJRが衰退したかは、明白である。自動車社会になったことが一番であるし、それを後押しするように道路特定財源などで道を整備したことがある。バス会社にしても同じことが言えるのではないか。企業努力を言われても、限界があるというものだ。私には新聞記者の本意がどこにあるのか理解できないが、私の理解が曲がっているとは思わない。

パークアンドライドという手法も理解できるが、都市部から三次駅経由で田舎に帰るのに、どうして引き続きJRを利用しないのか、どうして職員も強く勧めないのかということが書いてあったが、勝手じゃないかといいたい。選択する権利は利用者サイドにあることは間違いない。5本も走っているという表現に見えたが、楽をして5本走らせているのではないだろう。(三江沿線から家族が車で三次駅に迎えにきていた)

庄原市でも市民の足の確保ということで議論されていますが、どこが前提かということで議論も複雑化しています。公共交通の要所からの発着ということではない議論が多いのが現状です。どこまで行政が関わるのが妥当か、一般事業者にどこまで補助金を出すのが妥当かなど、決め手がないのです。そして、連続性の問題も重要です。私は、三次から三江線で帰れない事情も取材すべきだと思いますね。

田舎で生活していて町に出てくるのは、医者や病院・買い物が主なものだと思います。デイサービスの車は途中寄りが法律で禁止されているけど、寄ってもいいよって言えば凄く助かる人が出ます。白タクで助かっている人だっていると思います。たちまち特区が許されるなら、どんどん特区申請しましょう。やるか、やらないかです。