これから尾道です

[ 2008年7月16日(水) ]

今日は会議で尾道に行く日です。広島県内の約半数のダスキン加盟店のオーナーの合同会議が4週間に1度開催されます。会場となる施設内に食堂があったのですが、先月から閉まってしまいました。わたしからすると、結構なお客さんが来られていたように思えたのですが、あれくらいではダメなんですかね。

そういう私も過去に2度しかその食道を利用したことがないのですから、やっぱりダメですよね。周りに安くてキレイなレストランが沢山ありますから、競争にならなかったのでしょう。お客さんは浮気もんです。あそこのお店が美味しいよとなれば、大挙して押しかけます。あの店は不味くて高いとなれば、ゴーストタウン状態に直ぐになってしまいます。お客さんは非常に正直だということです。

私も商売柄、繁盛店などの秘密は何かと、一生懸命に探ることがあります。大抵は、オーナーで決まります。まれに、使用人の素晴らしい人がいたりしますが、先ず、オーナーです。ということは、翻って、私の会社もしかり。会社に対するクレームは全ては私に対するクレームです。従業員教育が徹底していないことは重々承知していますが、本当はそれではいけないのです。そんなことを叱られるのが今日の全体会議です。

私がよく利用するラーメン屋さんが尾道にありますが、大昔に夫婦がプレハブから始められたお店です。今では、3店舗となり、多くの従業員さんを使っておられます。大きな声での挨拶、これも当たり前。店内をキレイに清潔に保つ、これも当たり前。しかし、我慢ならないのが、従業員同士の私語です。お客さんが主役であり、あなたたちはその主役を盛り上げる脇役です。このことは、我社でも非常に頭を痛めています。毎回同じお客様に出向くものですから、馴れ合いに陥りやすいのです。顧客満足度が勝負の私たちですから。

私の師匠が大好きなお店が広島市内にあります。これほど汚いお店は見たことがないというほどのお店ですが、素材と味は抜群です。ゴキブリがカウンターをはいずり回ることがありますが、見ないことにしています。店主の愛想などまるでありません。でも、繁盛店ですからね。これこそが、顧客満足度が高いお店と言えます。お客が何を求めてきているか、その1点にこだわっているのです。それは、「おいしい」です。

お客様は、選ぶことができるのです。お金を払うのはお客様です。これを対価といいます。
さて、あなたの対価は、妥当だとお考えですか。現状に甘んじることなかれ。