愚痴を言っても一日

[ 2008年7月15日(火) ]

どうも世の中が殺伐として、口をついて出てくるのは「愚痴」ばかり。愚痴も言いたい気持ちはよく分かるけれど、言ってみたところで殆ど何も変わりはしない。同じ一日を過ごすなら、「今日は一日頑張ろう」、「今日は充実していた」と言いたいものだ。

朝から愚痴を聞くと一日中、面白くなくなる。実は、今朝の私は不機嫌になりました。あることがきちんとできていなかったので、「いつまでにするんなら」と大きな声を出したからです。私からすると、当たり前に出来ていたら何も言う必要はなかったわけです。言った本人も気分が悪いし、言われた人も気分が悪いわけですね。

だったら楽しい一日はどうしたらいいのでしょうか。何もしないでじっとしている。不平不満は何も起きないように思えますが、これが結構イライラするのです。私などは、暑いことに腹が立ち始めます。どうしてこんなに暑いんだ!次には、エアコンをつけても直ぐに冷えないことが頭にきます。「このボロが」となります。何を考えるでもないのですが、思いめぐらすと、色々なことを思い出してきて腹が立ってきます。

こう書きながら、「愚痴を言うまい」と言いながら、次第にイライラしている自分があります。坂村臣民さんが、「腹を立てない」という様なことを書にされたそうですが、2・3日して見当たらないので、「あの書はどうされましたか」と尋ねると、頭にきて破ったと言われたそうです。あれほどの先生もそうだからと、安心して腹を立ててもいいということではありませんが、これが人間心です。

少しタイトルと違う方向になってきましたが、周りの雰囲気を壊してしまう愚痴は困りますね。
人は勝手にアドバイスだけれどと言われますが、私にはその人の愚痴に聞こえます。自分に不都合なことだからアドバイスと称しているだけだと思います。発した言葉には責任がありますので、起きたことはすべてが善なりということになります。これを得手勝手といいます。