秋の例大祭でした

[ 2012年11月18日(日) ]

氏子が16戸だけの小さなお宮ですが、神社庁に登記している宗教法人格をもったチャンとした神社です。昔からあるお宮さんでも、登記がされているものは稀だと思いますので、皆さんのお宮さんを確認してみてください。

何も偉そうを言っているつもりはありませんが、私たちのお宮も以前は法人格を持っていませんでした。正直、色々とゴタゴタがあり、分離独立することとなり、神社庁に登記したのです。かつては、大宮、小宮という親分子分関係のお宮組織に入っていたのですが、カッコよく言えば親から独立して一人前のお宮になったということです。

ですから、お祭りも正式なと言えば怒られますが、儀式通りに行います。○○の儀というやつです。氏子の皆さんから、「杓子定規なことが増えたのう」と言われますが、お祭りですから仕方ありません。ですが、凛とした中で行うお祭りは気持ちが引き締まります。特に、五穀豊穣に感謝するお祭りだということで集うことの意義を再認識することができます。

大仙さんという牛馬の神様も境内にお祀りしていありまが、牛を飼っている家は僅かに1戸のみとなっています。昔は、どの家にも牛を飼っていましたので、大仙さんのお祭りも丁寧に行なわれていたように思います。段々と、儀式だけを残す祭になっていっているのは確かか知れませんが、祭の根源は何かということだけは忘れてはいけないと思います。