明日から行政視察

[ 2012年10月15日(月) ]

産業建設常任委員会の行政視察で、岐阜県高山市と長野県下伊那郡根羽村に行きます。高山市は、「宿儺(すくな)かぼちゃ」で町おこし、根羽村は、「待ちの林業」から「攻めの林業」で成功している村です。

視察に行くのは物見遊山と思われては困りますが、私の場合は必ず何らかの成果はあげていると自負しています。このことは何度もブログに書いているので、手前味噌ではありますが、視察先は自分で探して、庄原市にメリットがあると確信した所に行っていますので、成果はあがります。ただ、思ったほどの成果かと言われれば、執行者の判断もありますので、鳴かず飛ばずの所もあるのも事実です。

宿儺かぼちゃは、食材として脚光を浴びているかぼちゃで、正に、産学官の連携から生まれたかぼちゃと言っても過言ではありません。お菓子からイタリアン、和食と何にでも使える食材が宿儺かぼちゃです。そして、最大の売りは、地元のお菓子屋さんやイタリアンレストラン、うどん屋、フレンチと、町中が宿儺かぼちゃ一色で売り出している点です。

根羽村は、潰れた製材所を村が存亡をかけて購入したところから物語は始まります。村民の村有林が唯一の財産で、一か八かの大勝負に村はでたのです。製材機と乾燥機を購入して、丸太販売から製材した商品を消費者に届ける林業に大転換したのです。紆余曲折はあったと思いますが、今ではIターン者も多数働く、活気のある村になっています。

今回の2つの事例は、庄原市がやろうと思えば直ぐにでもできるものです。それも、大きな投資は必要とせず、地元の力と知恵で勝負できます。