あるブログから

[ 2008年5月30日(金) ]

友人のブログにこんなことが書いてありました。ひょとしたら、昨日の私のブログに反応して書かれたのかもしれませんが、結構「グサッ」ときましたので転載させてもらい、考えてみたいと思います。

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役所に20年出入りして感じていたのは「先進地行政視察」の無駄だった。地域興し・電算導入・教育などひいでた先例を見に行き真似をする。先進地がどれだけ苦労を重ねて到達したかという失敗談は聞かずに、成功しているところだけに目を奪われてやる気になって帰る。
諸外国もやっているから・・・とサマータイムが話題になっている。第一次産業に従事している人は「そんなの関係ない!」というだろう。日の出と日の入りで動植物は営みをしているからそれにあわせて働いている。ご高齢夫婦の農家に配達に行って「今年から米はやめました。買ったほうが楽です。草刈は日当一万円でお願いしようと決めました。どっちみちこの家も田畑も将来は荒れるでしょう」サマータイムより大切な政治があろうにと思う。

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彼は市町村議会の本会議を含む各種会議をテープ起こしで議事録にすることを仕事としていた人です。ですから、議員の会議中の私語なども全てテープから聞き取っていたのです。彼は私に、「過去の議事録を読みなさい」とアドバイスしてくれました。大体のその議会の流れ(考え)が分かるからだそうです。そして、議事録には嘘がないというのが彼が仕事に携わってきた誇りでもあります。

昨日の私が同行した視察は、視察というものではありませんでした。こと細かく書くと物議を醸すので敢えて書きませんが、彼が書いたとおりです。情けない限りの田舎政治家ですが、独りよがりにならず、住民と一緒になって地域を考え残すために行動していく所存です。