教育民生常任委員会 傍聴

[ 2008年5月19日(月) ]

今日は古巣?の教育民生常任委員会調査会が開催されました。後期高齢者医療制度と市立西城市民病院が主な議題でしたが、委員が2名欠席で、傍聴議員が6名という調査会でした。

連日、新聞等のマスコミに登場しないことがないくらいの「後期高齢者医療制度」ですが、「時の福祉は政治が決める」という言葉通り、政治の迷走で内容は何も変わらないのに議論らしきことばかりが話題となっています。今日の各委員の発言も、「まあ、言うとこうか」というものが多かったように感じました。

誰をターゲットにこの制度が出てきたのかということを理解すれば、本当は国をあげての議論となるはずです。国民皆保険制度を守ろうとすれば、お金をだれが出すのかというところに行き着くと思います。今の小学生の子供たちが成人となり働き始まると、団塊の世代が後期高齢者医療制度に移行してくるのです。いまのままでは、そのときの青年たちの所得はいくらあるのでしょうか。

抜本的な医療制度改革も、税制改革も行わず、道路特定財源に象徴されるようなでたらめが10年後も後期高齢者医療制度としてやっていけるのでしょうか。霞ヶ関の官僚は、最後の切り札「消費税」を温存しています。これしかないと誰もが認めるまでは出さないつもりのようです。

西城市民病院関係は、コンサルの中間報告でもでるのかと思っていたのですが、何もありませんでした。経営改革のために「経営改革検討本部」と「経営改革検討委員会」が立ち上げられるということの説明では、今更なんならという意見が多数を占めていましたが、これが役所の段取りというものです。やったふりキンチョールが大事なんです。

後期高齢者医療制度にしても西城市民病院にしても、担当課長が1年で変わっておりますので、「こんなんでええんの」と言いたくなります。連続性はありませんから、振り出しです。まあ、どの課も振り出しみたいですから、庄原市役所版「人生ゲーム」の世界です。人生、予定通りにはいかないものです。