どこでもできる研修

[ 2008年5月18日(日) ]

へそ曲がりの私としては、今回の2泊3日の研修会の受講料35000円について考えています。6名の先生の講義を受けるのですから、1講師当たり約5800円となります。こう考えれば安いようですが、果たしてそうでしょうか?(今回は、77議会から154名の参加者でした)

結論から言うと、仲間を募って聞きたい先生を呼んで自分たちで研修会を開く方が、効果も高く費用もかなり安くできると私は考えます。呼ぶ先生のクラスにもよるでしょうが、学者は基本的に安いはずです。本が売れたり、テレビにでれば講師料も上がりますが、普通の料金としては10万くらいなものではないでしょうか。あくまでも小遣い稼ぎですから。

研修会の司会者が、「先生は忙しいけれど、疑問などには答えてくださいます」と何度もアナウンスしていました。これは、リップサービスもありますが、先生の売込みだと思います。「議員の先生、勉強会に呼んでくださいね」という。お座敷がかかれば、暫くは飯が食えるわけですから、講師の先生も結構必死かもしれません。(中には、初めての講義ということで、雲の上の人もいました)

結局、議員は食いものにされているということではないでしょうか。「政策に役立つ本です」と言われれば中も見ずに買ってしまうのですから。つまり、議会や議員にぶら下がって商売している会社が実に多いということだと思います。だから、自分たちでお金を出し合って、広域の議会事務局職員を雇えばということも考えられるのです。

そういうお金が政務調査費だと私は思うのです。議会の独立性を唱えるなら、職員は議会が雇うのが本筋だと考えます。広島県内の議長会あたりで議論してほしいものです。そうやっていくと、逆算で議員の俸給も自動的に算出できるのではないでしょうか。三重県議会のように240日会期ということも出てくるでしょう。要はプロの議員が求められる時代になってきたのです。