西城町尺田

[ 2008年4月25日(金) ]

お知らせしていた「座談会」を、西城の尺田地区で行いました。午後7時30分からの開催だったのですが、地区を知らずに話し合うのも失礼と言うことで、午後から熊野神社や日本一のトチの木や尺田地区を見て歩き、座談会に臨みました。

会場は、旧熊野小学校でした。そもそも、旧熊野小学校の活用について話し合ったらということで座談会が企画されたのですが、どうしたら尺田を残せるかという展開になりました。地元参加者10名と我々4名で、最初は幾分緊張気味でしたが、段々と本音での話し合いになっていきました。皆さんは本気で、尺田地区を残すにはどうすればいいか考えておられることがビンビンと伝わってきました。

普段の生活に追われ、地区の行事に参加するだけでも大変だという現実。それでも古里可愛さに頑張っていることも理解できました。これ以上我々にどうしろと言うのかという気持ちも分かります。僅かな自治振興区に対する補助金で自分達の自治振興区を守れと言わんばかりの行政に対する不満も聞かせてもらいました。携帯もインターネットも繋がらない尺田は、完全な情報過疎だと言われてしまいました。

でも最後は全員が笑顔で記念写真に納まったのです。それは、継続して話し合いを続けることの大切さがお互いに理解できたからです。私達は最初から、美味しい話を持ってきてはいませんと言いました。皆さんで話し合って作り上げることが重要ですと繰り返したのです。口を開けて待っていても何も落ちてはきませんよとまで言わせていただきました。

こんな話し合いを繰り返して初めて、学校跡地の有効活用も出来るというものです。無線LANの実証実験を尺田地区で行うことを私個人が約束しました。携帯は完全に圏外で、ネットはアナログの世界です。論外です。先ず1歩を踏み出しましょう。