チグハグな市の対応

[ 2008年4月10日(木) ]

公設公営の保育所での未満児保育や特例延長保育などが4月から実施されることになったが、「住民要望に応える」ということを再々発言されました。今回、私の地元、板橋小学校で起きた出来事も、「住民要望に応える」ということで実施された事例です。

4月より、実留小学校と上谷小学校が板橋小学校に統合されました。その統合条件の一つにスクールバスの運行がありました。このことは織り込み済みのことで、とやかく言うつもりはありません。問題は、実留小学校からのスクールバスにある板橋校区の子供が乗車することになったからです。その生徒の家から数百メートル離れた所に住む生徒は歩いて登下校するという大きな矛盾が発生したのです。

私に情報が入ると直ぐに教育委員会を訪ね、経緯の説明を受けたのですが、「市政懇談会で要望があった」、「乗車定員に空きがある」、「おおむね4キロ離れている」というような説明でした。皆さん、市政懇談会で要望を出せば叶えられるということだそうです。住民が要望すれば、途中の校区の生徒もスクールバスに空きがあれば乗車できるんだと私は理解しました。

私がこのことで問題にすべきことは、保護者には一切ことの経緯は知らせれず、いきなり実施されたことです。どういう経緯でそうなったのか、小学生が歩いて登校する歩道の横をスクールバスが走り去るときの子供の気持ちを考えると、思いつきの対応としか考えられない今回の措置に対して強い憤りを感じます。場当たり的対応と言われても仕方ないし、正に行政の思いつき的対応です。

子供の心を翻弄した今回の事例を絶対に許すわけにはいきません。的確な処置がとられるまで断固、抗議します。