しゃんとせえ!

[ 2008年3月23日(日) ]

親友の葬儀には沢山の参列者がおいでになっており、故人の人柄を偲ぶものでした。あまりにも突然の死に、誰もが「嘘じゃろう」と言いながら涙していました。しかし、彼の分まで絶対に生きると誓った限りは、本気で健康管理を徹底します。

今日はこれから実留小学校の休校式に出席します。明治8年に創立されたそうですが、児童数の減少が続き、ついに3月30日をもって休校ということになります。一足早く、保育所は昨年4月から統合されており、いよいよ小学校が板橋小学校に統合となります。急激な児童の減少と言えばそうなんですが、中山間地域が抱えている問題が解決できなければ、これからも全国各地で繰り返されることでしょう。

午後から三次市議会議員をしている友人の総決起大会に出向きます。彼は旧君田村に住んでいるのですが、何もかも中央に持っていかれるのではという不安が住民の間に充満しています。先ほどの、休校もそうですが、地域にあるものがなくなることは、心にぽっかりと大きな穴が空くような感じではないでしょうか。そのために地域対市内という構図で争うことは無意味です。そうじゃなく、みんなで新たな町を創っていくという発想が大切です。

親友もそうでしたが、理想とする福祉を実現するために身体を張ってやっていたのですが、一人は一人です。全体のかさ上げこそができてこそ、全体が変わっていくのではないでしょうか。その知恵を出しながら引っ張って行くのがリーダーです。リーダーと言えば聞こえは良いのですが、リーダーは案外、孤独なことが多いのも事実です。それは、特別な人と見られることも多いからです。これは私の個人的な感想でもあります。

棺に横たわる故人に向かって「ばかたれが」と言っていました。彼は何も言えるはずもありませんが、「しゃんとせえ」という声が聞こえたような・・・・