消えたら、書く

[ 2008年2月5日(火) ]

昨日の幻のブログを思い出しながら書きましょう。どうしてその気になったのか、それは、三次に行っていたら新しいコンビニが建築中だったので、「ここに作るのは何故」って思ったからです。

セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラなどの大手コンビニが急激な勢いで県北部にも進出してきています。私の同級生が高知でサークルKサンクスの親父をしているそうですが、休む暇がないとぼやいているようです。コンビーニィエンス・ストアと言えば、便利なお店ということですが、今では便利を通り越しているのではないでしょうか。

本部はお店が増えれば増えるほど売上げは増大していきますが、個店はたまったものではありません。同じチェーン店でありながら、競合となるのです。ドミナント方式と言えば聞こえは良いのですが、知名度は上りますが、エリアは限定されますし、利益は減少していきます。ですから、都市部でのコンビニ乱立で何が起きたかといえば、「自然淘汰」ということになります。歩けばコンビニに当たることに何の疑問も感じずに出店したのでしょうか。

ATMで現金の出し入れが24時間できますという売りは、誰のためなのでしょうか。警備保障会社からの提案だったのかと勘ぐりたくなります。事実、警備保障会社が全ての管理をしているのですから。コンビニの差別化とは何でしょうか?私には、看板が違うだけのような気もします。販売している商品はほぼ同じものであり、値段もほぼ同じです。ただ画期的であったのは、POSシステムの導入による売れ筋のみを販売するという戦略です。このシステム開発の優劣で競合他社との売上げが大きく違ってくるのです。

それと企画力ですね。大手スーパーでのマーチャンダイジングの差が表れています。しかし、これからが県北部の勝負になると私は思っています。日本人の不思議な感情というか、少し遠くてもあのコンビニに行きたいというお店に行くものです。それは、商売の原点である「お客様」と「商人」の関係をキッチリト守っているお店となります。私は小売業の基本は対面販売だと思っています。キーワードは、当然、人です。