議員報酬について

[ 2011年9月23日(金) ]

議員報酬を議論する前に、議員の仕事について考えてみる必要があるように私は思う。議会での議員の仕事は大雑把にいえば、執行者側の提案を審査して YES or NOを決することです。極端な話し、その他は何もしなくても良いし、休んでもOK なんです。

議会改革特別委員会で定数や報酬を議論しているのですが、もっと違う議員の働き方があるのではないかと思えてきました。つまり、本当の意味での得意分野を持った議員活動をすべきではないかと。現在の庄原市議会には3常任委員会があり、議員はどこかの委員会に所属しています。私は、産業建設に4月から所属しています。

これまでは、教育民生に6年間で5年所属していましたから、そこそこの知識を持っていたようにも思います。ところが、4月から初めて産業建設になったお陰で、「何か、おかしいぞ」と考えるようになりました。教育民生では馴らされていたのかも知れませんが、決まったことをOKしていただけではなかったのかと。つまり、動いていなかった。

動く必要も無かったというか、動いて欲しくなかったのでしょう。物分かりの良い議員は職員には好かれるようですから。これじゃあ、報酬はあの程度でも貰いすぎと判断されるのかも知れません。「議員さんは忙しいから」と、職員が議員がすべきことまでやってしまう体制も大いに問題です。

百姓議員や酪農議員、商業議員に教育議員、福祉専門議員と、誰にも負けないプロの議員が誕生することこそ、議員改革ではないでしょうか。私の言っていることは極論かも知れませんが、存在価値の感じられない議員であっては駄目だと思います。