教育民生常任委員会

[ 2008年1月28日(月) ]

今日は教育民生常任委員会が開催されました。協議事項の第一は、西城市民病院の経営改革について、第二は、休校している校舎等の利活用についてでした。そして、午後から2つの休校している小学校を視察に行きました。

西城市民病院は、昨年12月27日に新聞報道にもありました通り、東日本税理士法人がコンサルに決定しております。1月4日に契約が行われ、既に経営診断は開始されているようです。精神科医の辞任表明からのゴタゴタから、認知症病棟の扱いをどうするのかなど、迷走を続けた病院経営改革ですが、やっと動き始めました。しかし、予定していた時期から相当ずれ込みましたので、速度をもってしても6月くらいまでかかるようです。

今日は傍聴に4名の議員と1名の市民がおいでになっていました。踏み込んだ内容にはなるわけがなく、拍子抜けされたかも知れませんね。やってみなければ分からないというのが正直なところです。代表社員が長隆さんだということで、非常に過敏に反応されているのではと思いますが、病院を潰すためにコンサルをお願いする人間は誰もいません。僻地医療を守るという観点から、ベストの選択であると私は確信しています。

休校している学校の利活用ということでしたが、本当の意味で利活用されているのは板橋小学校高門分校程度です。ここは、知的障害者通所授産施設「かわせみの家」が作業所として活用しておられます。他に、社会教育施設とか生涯学習施設としておられるところがありますが、活発な活用とはなっていないようです。大抵の休校の校舎等は、何もせずに存在しているというのが実情です。補助金の返還などということも絡んで、とりあえず休校ということで、お茶を濁しているということです。

私は今日の協議の中で発言したのですが、地元優先ということで利活用が思うように出来ない現実があると訴えました。地域の拠点というなら、休校前に利活用を考えるべきです。本気で利活用を考えるのなら、有識者による第三者委員会を作って、利活用案が上ってきたら、審査して速やかに、無償貸与・賃貸・売却等という判断をすべきです。持っていても維持費はかかっているのですから、全てお金だということを認識すべきです。

午後から休校となっている小学校を2校視察しましたが、どうして存在しているのか理解できませんでした。つまり、手遅れ状態ということです。潰すにしてもお金がかかりすぎるという理由だと思いますが、朽ちるのも待つのでしょうか。更に、小学校再配置で比和と庄原で今年4月より9校が休校ということになります。その中に、平成13年に新築された学校があるのには、驚きました。