暖かい記事

[ 2008年1月27日(日) ]

このブログに何度か登場している「みやざき中央新聞」の社説に【人生の真ん中に「ありがとう」を】がありました。とても心に響いたので、少しだけ無断で転載させてもらいます。

小林正観さんとういうお坊さんの講演会でのお話だそうです(正観さんは、三次にも講演に来られたことがある、結構有名なお坊さんです)。中年の女性から正観さんに電話がありました。内容は、夫が脳腫瘍を患い、医者から余命2年と告知されたということです。彼女は非常に動揺しておりましたが、正観さんがこう訊ねられたそうです。「あなたは私に別の病院を聞こうとしているのか、それとも励まして欲しくて電話されたのですか」と。

暫くすると、「落ち込んだ私を何とかしてもらいたくて電話したんだと思います」と答えられたそうです。彼女も手に職をもっていたので、夫の関係は希薄なものだったそうだ。正観さんはこう話されたそうです。「これからの2年間、精一杯尽くしてあげたらいいですよ。旦那さんから『君と結婚してよかった。特にこの2年間は幸せだった。病気になってよかった。ありがとう』と言われる妻になりましょう」と。

そして、こんな文章が続きます。「末期がんなんて治そうと思わないほうがいいですよ。それより悔いのない最期を与えてあげることです。そのためには優しく接してくれる人が側にいるといい。『病気になってよかった。ありがとう』と言える人が本当に幸せな人です。余命があるということは幸せなんですよ」

実は私の友人に同じ状況の夫婦がいらっしゃいます。一時は泣くことばかりだったそうですが、今は残された人生を楽しむという気持ちになられている(当然、努力して)そうです。そうです、心が決めることです。

みやざき中央新聞のホームページは、http://miya-chu.jp です。見本誌の申し込みができます。

参りました。ホームページに記事が載っていました。私が脚色したことがばれてしまいました。