年賀状

[ 2008年1月2日(水) ]

年賀状の今年の傾向を探ってみました。相変わらず、パソコンによるインクジェットプリンター派が大多数を占めていることは間違いありません。家族写真を載せたものが少なくなっていると感じました。これは不景気と関係しているのではないでしょうか。

手書きの賀状が本当に少なくなりました。私も全てプリンターですから、こんなことが言える筋合いではないのですが、毛筆による賀状は貴重品となりました。ふと、「もう、年賀状の持つ意味がなくなったのでは」と、思ったりもします。複写ハガキの教祖的存在の坂田道信さんが、「年賀状に100万円かかります。全ての年賀状に返事を書くのに3月までかかります」と書かれていましたが、これって年賀状とは別もんじゃないですかね。

それにしても、出した年賀状が「あて先不明」で結構な枚数が帰ってきました。移転している場合が殆どですが、会社関係ですから、容易に分かるのではないでしょうか?正確な住所を書かなかった私が悪いのですが、昔は配ってもらっていたような気がするのですが・・再度書いて投函となりますから、ジャパンポストの勝ちですね。これは嫌味で書くのですが、昔は幼児が書いた名前だけの賀状でも届けて下さっていたじゃないですか。

それと、年々増えているのが「喪中ハガキ」です。これほどの高齢化社会ですから、年々増えるのも分かりますが、12月に亡くなって、直ぐに喪中ハガキを出さなければならない親族のご苦労も大変ではあります。しかし、子供の成長を写真で知らせてくれた県立大卒業生達、東北にいると思っていた人が東京に転勤していたり、情報伝達ツールとしての年賀状の果たす役割にシフトしていることも事実です。これからは、決められたスタイルでない年賀状に進化していくのではないでしょうか。その動きは確実にあるように思います。

3月に結婚する我が教え子よ、お前が結婚するとは、親以上に驚いている。