オレ流、敗れる

[ 2010年11月8日(月) ]

日本シリーズは、激闘の末にロッテが勝ちました。パリーグ3位から奇跡の日本一を達成したロッテを褒めるべきなんでしょうが、落合さんは最後まで淡々としておられました。中日は玄人受けするチームなのか知れませんが、何となく暗いですね。

我慢強いですね、落合監督は。だから選手も監督を信じて戦うことができるのでしょうが、その根源はなんでしょうか。やるべきことをやっているという自信もあるでしょうが、彼独特の野球理論に選手が心酔しているのではないでしょうか。和田が中日にやってきてから、聞いたことも無い理論を聞かされると解説の人が言っていましたが、そのことで和田は更に向上するのですから凄いですね。

では何故、ロッテに敗れたのか。一因として、熱烈な応援団に敗れたとも言えるのではないでしょうか。バレンタイン監督時代から応援団を育てることに熱心な球団となりました。みんなでロッテという球団を盛りたてていこうというフロントの明確な方針が示されました。以前、テレビ番組の特集でその様子を見たことがあります。専属のスタッフがいる球団は当時としてはロッテだけでした。

千葉県といえば、東京の隣という地味で目立たない県です。成田空港もディズニーランドもあるのですが、目立たないのです。そんな千葉の球団が一気にブレークしたのが、今年の日本シリーズだと思います。まさかの3位からパリーグを制覇して、何と中日を破って日本一ですから笑いが止まりません。それも球史に残る延長戦引き分けを演じたことでも分かるように、諦めない球団となりました。そして、監督1年目の快挙ですからね。

しかし、これでオレ流に再点火間違いなしです。もっともっと強い常勝軍団を彼は創ると思います。今から来年の日本シリーズは中日が出てくると確信しています。