― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2010年10月30日(土) ]
私は、世界が色んな意味で動いていると感じています。世界経済と言われて久しいわけですが、第二期世界経済に突入しているのではないでしょうか。これまではアメリカが牽引していましたが、今はそれぞれの国々が連携して経済圏を構成してきています。
横文字が氾濫する新聞を読んでおられると思いますが、FTAとかTPPとかですね。関税を撤廃して貿易をしましょうということのようですが、仲間に入れてやろうとか、入れてやらないとか、農業だけを特別扱いはしないだとか、日本にとっては厳しいものばかりです。ハッキリ言って、日本は乗り遅れているというのが現状です。そこには、核問題もあったりして複雑に絡んでいます。
中国の影響も当然あります。自国に有利なことばかりやりたい、やるということでは世界が認めてくれませんから、仲間に入れてくれません。しかし、外すことはできないほど力をつけているので困っているのです。アメリカの覇権主義が事情を複雑にしているのも事実です。どこまでも、アメリカは世界の警察官であり続けなければならないと思っているみたいです。
ヨーロッパはEUで固まり、何とかかんとか前を向いて行っています。通貨統合までできるかと思っていましたが、イギリスが案外スンナリと受け入れましたので一気に統合できましたね。実は、宮沢さんとリー・クワンユーさんがアジア圏構想を打ち出したらアメリカによって潰された経緯があります。今回のアジア圏も環太平洋となりアメリカが主導しています。中日韓では困るのでしょう。
これからは間違いなくアジアの時代がやってきます。その中心は中国であることは間違いありません。尖閣諸島もあり、日米同盟もちらつかせ、買ってください、売って下さいと言いながら、複雑に絡んだ糸をほぐすが如くの貿易交渉を続けるしかないのです。万一、元が基軸通貨となれば、想像するだけで怖いものがありますね。
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